年度別受賞者一覧

第57回 社会貢献者表彰 受賞者一覧
(敬称略)
【功績の内容】
  • 精神的・肉体的な著しい労苦、危険、劣悪な状況に耐え、他に尽くされた功績
  • 困難な状況の中で黙々と努力し、社会と人間の安寧、幸福のために尽くされた功績
  • 先駆性、独自性、模範性などを備えた活動により、社会に尽くされた功績
  • 海の安全や環境保全、山や川などの自然環境や絶滅危惧種などの希少動物の保護に尽くされた功績
  • 家庭で実子に限らず多くの子どもを養育されている功績
  • その他の功績
認定NPO法人 幼い難民を考える会
1979年、カンボジアの内戦で難民となった子どもたちの惨状を知った保育士たちの呼びかけで設立したNPO法人。難民キャンプに保育センターを設置し、約8,000人の保育を行った。難民キャンプの閉鎖後は、同国の幼児保育と女性の伝統織物技術の習得を通して自尊心と自立能力を高める活動を継続している。>> 詳細・手記
推薦者/KURATA PEPPER Co.,Ltd. 代表 倉田 浩伸
根岸 恒次(東京都)
根岸 恒次
初めてカンボジアを訪れた際に、日本と比較にならない貧しい生活をしている学校に通えない子どもたちを目の当たりにし「21世紀のカンボジアを支援する会」を設立した。子どもたちの学びをマンツーマンで支援する「クメール教育里親基金」を開始。現在300人の子どもたちを支援している。>> 詳細・手記
推薦者/宮﨑 千里
NPO法人 ダルク女性ハウス
薬物依存症に陥った女性の回復と自立を支援する、日本で最初の民間施設として1991年に設立した。女性依存症者の多くが暴力によるトラウマを抱えていたり、生理・妊娠・出産・更年期における心身の変化や障害を持ちながら子育てする困難さなど、女性特有のニーズに添ったプログラムをこれまで培った経験と知識をもとに実施している。>> 詳細・手記
推薦者/日本アノレキシア・ブリミア協会(略称:NABA)
堀口 力(広島県)
堀口 力
樹木医として広島市に協力しながら被爆樹木の保存、啓発、研究活動を36年にわたり行っている。被爆樹木の保存は人為的に手を加え過ぎないように、樹木を回復する力を活かしながら行う。「被爆樹めぐり」を開催し、ガイドやレクチャーを行うほか、被爆樹木の種や苗を世界に送る市民団体「グリーン・レガシー・ヒロシマ・イニシアティブ」にも参画している。>> 詳細・手記
推薦者/ANT-Hiroshima
NPO法人 コミュニティ・ネットワーク・ウェーブ
すべての人が家庭や地域で普通に日常生活を送り、支え合って暮らす社会の実現を目指し、障がい者や高齢者の支援、DV被害の相談と啓発活動等を世田谷区で行っている。地域交流事業「地域サロンオアシス」の運営をはじめ 相談援助事業 介護事業の三つの柱で活動している。>> 詳細・手記
推薦者/認定NPO法人 女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ 代表理事 正井 禮子
公益社団法人 隊友会 東京都隊友会 医療支援部会
東日本大震災を契機に衛生職種技能公募予備自衛官の有志が集まり、無償の医療ボランティア活動を始めたのが発足のきっかけ。 災害時の救護活動や巡回診療のみならず、平時には、自治体や各種団体が主催する諸行事で、救護所を開設するなど医療支援ボランティア活動を行っている。>> 詳細・手記
推薦者/公益社団法人 隊友会 理事長 折木 良一
NPO法人 スペース海
不登校の子どもは学校へ戻すものという考え方が主流だったころから、「子どもが元気でいること、自発的に行動できるエネルギーを蓄えることが重要だ」と考えた新田恒夫さんが、子どもたちの居場所として1991年千葉市に開設した。「蘇我教室」と「西千葉教室」動画配信番組「不登校チャンネル」で子どもたちとその保護者をサポートしている。>> 詳細・手記
一般社団法人 リーチ奨学育英会
児童養護施設を退所した子どもたちの学びと生活を支援するために、髙橋利一さんが2016年に設立した。奨学金の支給をはじめ、学生寮「コレクティブハウス国立」を私財を投じて設置し、また子どもたちが実家として訪れることができる「サロン府中の家」も備えている。また、北海道富良野に農業研修所を開設し共生社会の実現を目指している。>> 詳細・手記
推薦者/新宿区更生保護女性会 会長 坂本 悠紀子
小笠原 紀子(茨城県)
小笠原 紀子
下妻市に在住するスリランカの人たちの相談にのるうち、多くの時間を彼らのサポートに使えるようにとスリランカのスパイスと野菜を売る店を開店。支援を本格化させるため、外国人支援ネットワークTOMODACHIを設立、相談会や日本語教室、食堂などを開いている。>> 詳細・手記
推薦者/於李栄
社会福祉法人 藍(東京都)
社会福祉法人 藍
仕事がしたいと願う障がい者の声を聞いた竹ノ内睦子さんが、就労の場として、日本の伝統文化を伝承する藍染の工房「藍工房」を1983年に設立した。工房の活動は広がり、就労継続支援B型事業所「Factory藍」と「アンシェーヌ藍」をはじめ、共同生活の場「Garden藍」の運営など、地域の一員として共に生きる共生社会の実現を目指して活動を続けている。>> 詳細・手記
推薦者/社会福祉法人 藍
NPO法人 ぱっぷす(東京都)
NPO法人 ぱっぷす
主に性的搾取と画像や映像を元にした性暴力、「デジタル性暴力」に終止符を打つ取り組みを2009年から行っている。新宿歌舞伎町でのアウトリーチ活動、相談受付、インターネット上に拡散した性的画像や映像の削除要請を無償で行う。性的搾取の実態について調査し社会に広く伝え、政策提言を行い課題解決を求めるアドボカシー活動も行っている。>> 詳細・手記
推薦者/小早川 明子
NPO法人 ウィメンズハウス・花みずき
女性カウンセラー5人が「女性一人ひとりの生活を大切に支援したい」とDV被害や居場所に悩む女性の相談にのろうと1999年に設立した団体。川崎市内で初の女性専用シェルターも設置して、電話相談や面談、医療機関や行政との連携などを行い、これまでに1万人以上の「再出発」を後押ししている。>> 詳細・手記
推薦者/公益財団法人 かわさき市民活動センター
一般社団法人 Social Compass
「デザイン・アートで世界を変える」をコンセプトに、教育や医療、環境問題など多種多様な社会問題の啓発動画をアニメーションを取り入れて制作したり、途上国の子どもや学生にアニメーションを通じたワークショップを実施する他、アーティスト育成支援事業「ホワイト・キャンバス」を運営し、国や人種に関係無く優れた作品・アーティストが正当な評価や対価をえられる仕組み作りをカンボジアを拠点に行っている。>> 詳細・手記
推薦者/Education Support Center "KIZUNA" NGO
認定NPO法人 アジアチャイルドサポート
カメラマン池間哲郎さんが単独で積み重ねてきた東南アジアの支援活動を礎とする団体。現在11カ所で1,100基超の井戸掘削と114校の学校建設をはじめ、多岐にわたる支援事業を展開している。貧困地域に生きる子どもたちの姿から「一生懸命生きることの大切さ」を、日本の多くの子どもたちに講演や写真展を通して伝えている。>> 詳細・手記
NPO法人 潮騒ジョブトレーニングセンター
栗原豊さんが2009年に鹿嶋市に設立した、依存症からの回復を支援するセンター。回復プログラムを実施しながら利用者の症状や境遇に寄り添ううちに寮や女性用の施設を設置した。また老人介護施設やデイサービスの開設、就労支援を兼ねた農業プログラムの実施、金銭管理まで行い、依存症を克服しようとする人たちを支えている。>> 詳細・手記
一般財団法人 国際セラピードッグ協会
国内外で活躍するブルースシンガーの大木トオルさんが設立した、「動物介在療法」を行うセラピードッグの育成と普及啓発を行う団体。大木さんは、1980年代にセラピードッグを米国から導入し、活動を開始した。1992年に捨て犬の「チロリ」を大木さん自らトレーニングし、日本初のセラピードッグとして誕生させて以来、殺処分寸前の犬を育成し、全国の病院や老人保健施設等の訪問先を定期的に訪れている。>> 詳細・手記
公益社団法人 かごしま犯罪被害者支援センター
犯罪被害者等を支援する民間による支援団体として、鹿児島県に設立された。県、県警、産婦人科医会とともにネットワークを作り、被害届の出しにくい性暴力被害者をワンストップで支援する、通称「FLOWER」に相談拠点を集約し、被害者の負担を軽減する取り組みや、被害届を出せなかった性暴力被害者を救う活動を続けている。>> 詳細・手記
認定NPO法人 静岡犯罪被害者支援センター
犯罪によって傷ついた被害者やその家族が、世間に晒され更なる被害を受けることが無いようにと、1998年に静岡市に設立された。関係機関と連携した電話相談や弁護士による法律相談、また危機への介入や付き添いなどの直接支援を行うほか、自助グループへの支援や啓発活動などを続けている。>> 詳細・手記
NPO法人 レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク
不登校やひきこもりの経験者たちが自らの経験を活かすピアサポートを 1999年から開始した。当事者だからこそ気持ちがわかる、寄り添えると、手紙や電子メールによるピアアウトリーチ活動や、外出ができるようになった当事者が参加できる「SANGOの会」の開催、社会参画への窓口となる居場所「よりどころ」の運営を行っている。>> 詳細・手記
認定NPO法人 チャイルド・リソース・センター
虐待行為があった親子の関係を修復するプログラムを実践する認定NPO法人です。児童福祉司の宮口智恵さんが児童相談所だけでは対応しきれなかった取り組みを行いたいと2007年に大阪市で活動を開始した。設立当初より15年にわたり親と子をつなぐ「CRC親子プログラムふぁり」を実施。またプログラムを受けた親子のその後を見守る会の開催や親子を支援する人たちの研修など、虐待の再発を防ぐ取り組みをしている。>> 詳細・手記
認定NPO法人 CFFジャパン
1996年からフィリピン、マレーシア、ミャンマーの児童養護施設「子どもの家」の運営と教育支援を、大学生を中心とした若い世代がスタディツアー・ワークキャンプを通じて行っている。若者たちが世界の厳しい状況に置かれた子どもたちと直接関り合い、地域や社会に行動を起こして、より良い社会に変えていけるリーダーとなれるよう、青年育成を兼ねた取り組みとなっている。>> 詳細・手記
子育てオアシス(福岡県)
子育てオアシス
福岡県飯塚市で教育長を務めた藤江文雄さんが中心となり、ひきこもりの子どもの居場所を2001年から運営している。毎週月曜から金曜までの午前と午後、5教科を教え、中学校に通わなくても公立高校に合格できる学力を子どもたちに身につけさせている。月額500円のコピー代だけしか徴収せず、完全無償のボランティアで運営している。>> 詳細・手記
大恩寺(ベトナム寺院)
ベトナム出身のティック・タム・チーさんが住職を務める寺院。タム・チーさんは東日本大震災で多くのベトナム人被災者を保護した。技能実習生や留学生たちからの相談を受けるようになり、さらに新型コロナの流行で困窮した人たちを寺院で受け入れ、衣食住の支援を行っている。>> 詳細・手記
長坂 真護(東京都)
長坂 真護
美術家として、世界最大級の電子機器の墓場と呼ばれるガーナの首都アクラの西側にあるスラム街「アグボグブロシー」を訪れて以来、アグボグブロシーの人たちをモデルにスラム街に集積した廃材を使い作品を制作してきた。作品の売上をガーナを始め、世界の社会課題の解決に還元している。>> 詳細・手記
一般社団法人 道北地方物質使用障害研究会
2014年に北海道旭川市を拠点に、地域の更生保護医療、保健、福祉関係の有志で、薬物やアルコールなどに依存する、物質使用障害の当事者の回復を支援する会として活動を始めた。ワークブックを使用したグループミーティングや、学習会やフォーラムの開催を通じて、情報共有、地域住民の理解の促進や関係機関との連携と交流を図り、当事者が適切な回復支援を受けられる地域づくりを続けている。>> 詳細・手記
NPO法人 子ども・若者サポート はみんぐ
2003年に長野県伊那市に発足し、不登校やひきこもりの子どもと保護者に向けた相談・コーディネートと同じ悩みを抱える保護者が語り合える親の会・親ステップの運営を行っている。また居場所作りや通信制高等高校の卒業や希望する進路のためのマンツーマンサポートなど、不登校の子とその家族の孤立を防ぎ、誰にでも居場所と出番のある地域社会を目指し活動を続けている。>> 詳細・手記
千房株式会社(大阪府)
千房株式会社
誰もが知っている全国に71店舗のお好み焼き店を展開する大阪の企業。少年院や刑務所の出所者を雇用する企業で取り組む「職親(しょくしん)プロジェクト」のリーディングカンパニーとして、反省は一人でできても更生は一人ではできない、出所後の環境を整えることが、再犯防止に大きく貢献すると、身元引受人となり衣食住と職場両方の整備で、社会復帰の後押しをしている。協力雇用主の拡充にも取り組んでいる。>> 詳細・手記
われら海岸探偵団
北九州市の若松北海岸で毎月1回日曜日に漂着物の収集などの清掃活動を、団長の竹内裕二さんを中心に行っている。清掃活動とともに、環境問題や自然、郷土について考える時間を持ちながら、同じ志を持つ仲間のネットワークづくりや社会貢献に発展する取り組みにしたいと始めた活動。>> 詳細・手記
認定NPO法人 コミュニティリーダーひゅーるぽん
広島市で、発達障害や不登校、未就学の2歳半から18歳までの子どもたちが、遊びや勉強、自立訓練を行う「こども発達支援センター」と、障がいのある大人の人たちの働くことや生きがいの支援を行う「コミュニティほっとスペースぽんぽん」の運営を行っている。アートによるまちづくりや、ボランティア育成プログラムなども実施し、子どもたち、障がいのある人、地域とともに活動を発展させている。>> 詳細・手記
推薦者/特定非営利活動法人 ANT-Hiroshima
うじじきれい団(鹿児島県)
うじじきれい団
鹿児島県沖永良部島に住む竿ファミリーで構成され、環境問題に取り組んでいる。団員で長女のりりさん、次女のはなさん、三女のめいさん、長男の喜一之介君と両親の6人でウジジ浜の漂着ゴミを毎朝登校前に拾う。有料のゴミ袋はお小遣いで賄っている。集めたゴミを分類分析し、講演を通じてマイクロプラスチックが人体や海洋生物に与える危険性を世の中に伝える啓発活動も行い、ウジジ浜を 「裸足で歩ける海岸に 海洋生物が元気な海岸に!」するのが目標。>> 詳細・手記
奨励賞の贈呈
  • 顕著な活動の発展や拡大を継続中の過去の受賞者に奨励賞を贈呈しています。
社会福祉法人 風舎(平成25年受賞者 宮崎県)
パン焼き溶岩窯の購入費用
ベトナム育英会(第46回受賞者 佐賀県)
ベトナム ティエン・フック・ニャン・アイ障害児施設にプールの建設費用
NPO 法人 Baby ぽけっと(第49回受賞者 茨城県)
特別養子縁組真実告知のシンポジウム、全国にいる縁組家族の交流会開催費用等