受賞者紹介

第50回 社会貢献者表彰

人命救助の功績

ささき じゅん

故 佐々木 淳

(千葉県)
佐々木 淳

2016年6月11日午後4時頃、千葉県市川市東浜で溺れていた男性を救助しようと海に入り泳いで向かった。一緒に救助に向かった人が男性を引っ張って岸壁に向かい、佐々木さんも戻ろうとしたが、波の勢いに押され戻ることができず海中に沈み、命を落とされた。佐々木さんは、密漁を防ぐための巡回監視を同僚と行っていた。事故現場は前年にも2名が死亡する水難事故が発生した場所。

推薦者:公益財団法人 警察協会

社会貢献者表彰式典に出席して感じた事

まず、人命救助の功績で自分自身の命も顧みず、救助活動をされたことは、すばらしく凄いことだと思い感動しました。

社会貢献の功績活動について、大勢の方々が努力されていることに無知だったと私自身恥ずかしく思い、これからはこのような活動に対しもっと目を向けて行かなければと感じました。

ネパールを中心としたアジアの貧しい地域で、眼科医療の活動をされているNPO法人アジア眼科医療協力会は、目の手術を行うなど、素晴らしい活動をされていると思いました。

ピアニストを志し音楽大学卒業後、観光で立ち寄ったマザーテレサの家で重症心身障害児施設ヤンダン・メディカルセンターを訪れて、貧しい子どもたちの世話をしながらボランティア活動をされることにした渋谷りつ子さんは、音楽の道を捨て、子どもたちに無償の愛と人生すべて捧げ、活動されていることに強く胸をうたれ感動しました。

養育が困難な家庭の訪問支援や家に居場所のない子どもたちを預かり、母子の精神的なサポートをされている事、そして里親として子どもたちを養育され日々大変な活動だと思います。

シエラレオネ西部のルンサに派遣され、幼稚園や小学校で教材が少ない中、習慣の違いに苦労し家庭訪問など32年間従事されたシスター活動は凄いことだと感じました。

ナイジェリアなどで若者の技術習得や就労支援、そしてエボラ出血熱の流行時には、命の危険を顧みず食料の配布など行われた活動は凄いことだと思いました。

カンボジアで日本語学校を設立して日本語をボランティアで教え、子どもたちの未来も見据えた教育をし、日本企業への就職を目指す一方、子どもたちの親が安定した収入を得られるようバナナの木の繊維から紙を作ることを思いついた山勢さんは、世界初の水にぬれても破れないバナナペーパーを製造販売していて、すばらしい活動をされていると思いました。

日本人が異国の地で頑張っている姿は、本当に頭が下がります。

素晴らしい活動をされている方々、ありがとうございます。

佐々木 末子

受賞者とみなさまをつなぐプラットフォームプロジェクト「ひとしずく」