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受賞者

平成25年度

社会貢献の功績

とうきょうシューレ

特定非営利活動法人 東京シューレ

(東京都)

1985年からいじめや引きこもりで不登校となってしまった子どものためのフリースクールを都内等で運営している。理事長の長男が不登校となった時の経験から「まずは親の学び合いと支え」が重要であると考え、親の会を作った。親の理解が進むと子どもが元気を取り戻してきたことから、子どもの居場所を作ろうと「東京シューレ」を設立した。ここで子どもは自ら「何をするか、何を学ぶか」などを自分で考え自分で決める。子ども同士で毎週ミーティングを開き、自然にコミュニケーション力や社会性を身につける。卒業した子どもは、学校に戻る、大検を受け進学する、働く、起業するなど様々な道を自分で選択している。活動の最大の目的は「いわゆる学校だけではない、多様な学び、多様な教育があってよく、その選択が不利益にならない社会を目指す」こと。28年に及ぶ活動。

推薦者:白梅学園大学 学長 汐見 稔幸
特定非営利活動法人 東京シューレ 理事長 奥地 圭子
理事長 奥地 圭子

このたびの社会貢献者表彰、思いがけず、また、長年にわたる活動を認められて大変うれしく、感謝の念でいっぱいです。

打楽器講座(講師:元ブルーハーツ梶原徹也さん)
打楽器講座
(講師:元ブルーハーツ梶原徹也さん)

受賞当日、さまざまな分野で、社会につくしておられる方々の存在を身近に知り、励まされました。しかも、審査員のお言葉にありましたように、まだまだ知られていない活動がたくさんあることを考えると、私達は、たまたま社会貢献支援財団のお目にとまり、晴れがましい受賞となったけれど、社会を良くしようと日夜奮闘しておられるが、まだ知られていない多数の方々と共に、この賞を受けているという連帯感を感じることができました。受賞までは、自分達の団体が賞を受けて良かった、という視点でしたが、表彰式に出席することにより、社会を支えようとする大きな力を感じ、視野が急激に広がり、未来がより明るく思えました。

また、私達の活動を映像にしていただけ、多くの部門があるだけに製作担当者に御苦労をおかけしたと思いますが、短い中に活動の真髄がわかる作品であり、御礼申し上げます。

東京シューレは、日本の不登校が増え始めて10年くらいたった1985年、学校外の学び場・居場所が必要だと感じ、不登校の子の親達が集っていた「登校拒否を考える会」の協力を得て、北区に小さな雑居ビルの一室を借り開設しました。学校に行けない、行かない子ども達は、不登校になるまでにもいじめその他、辛い思いをし、なってからも不登校を理解してもらえず苦しい経験をし、二重に人権を否定されたような状況におかれますが、居場所がある事により、安心、自信を取り戻し、それぞれが備えている個性を発揮し、自己確立をしていきます。開設以来28年たちますが、通いのフリースクール部門は1,300人の卒業生、ホームシューレといって在宅で育っている子ども・若者の成長支援部門では、1,800家庭とつながってきました。さらに、18歳以上の若者達で創るシューレ大学部門は130人の学生、7年前に開校した不登校の子ども対象の私立中学校は約300人の卒業生がいます。フリースクールは小・中・高とも在籍する学校の出席日数にカウントされます。また昨年から高校連携により、東京シューレにいながら高卒資格も取れるようにしました。

卒業生達は進学や就労・起業、芸術活動など、それぞれの道を歩んでいます。

受賞を励みに、これからも学校が苦しい子ども達の良きサポーターとして歩んでいきたいと思います。有難うございました。

NPO法人東京シューレ 奥地圭子

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