トップページ > 受賞者について > 第51回 受賞者一覧 > 認定NPO法人 NGOブラジル人労働者支援センター

受賞者

第51回

社会貢献の功績

にんていえぬぴーおーほうじん えぬじーおーぶらじるじんろうどうしゃしえんせんたー

認定NPO法人 NGOブラジル人労働者支援センター

(東京都)

労働者として主にブラジルや中南米から来日した日系人の抱える職場や生活上での問題を、早稲田大学在学中「早稲田大学海外移住研究会」に所属し、中南米へ移住した経験のあるOBが中心となって解決する支援活動を2003年から行っている。
「親身、24時間、無償、迅速、徹底解決」をモットーに約20人のスタッフが対応した相談事は「解決事例100」(日本語/ポルトガル語)にまとめ、ウェブサイトで公開したところ、在日ブラジル人や支援活動を行っている他団体などから高く評価されている。これまでに延べ約2,300件の相談に対応してきた。
また、ブラジルの日系社会支援として、毎年2月の1か月間サンパウロの日系学校アルモニア学園へ日本の大学生を研修生として派遣して、日本語や日本文化普及活動を行うほか、日本移民120周年記念事業として「日伯学園」の建設を2028年開校を目指し計画を進めている。

推薦者:認定NPO法人 NGOブラジル人労働者支援センター
認定NPO法人 NGOブラジル人労働者支援センター 理事長 加藤 仁紀
理事長 加藤 仁紀

私たちは、学生時代「早稲田大学海外移住研究会」に所属し、1952年に再開された国の戦後移住政策に協力し、南米向け移住啓蒙活動に従事、卒業と同時に自分たちも移民としてブラジルをはじめとする南米各地に移住しました。その後、帰国した私たちは、1990年の入管法改正によって多くの移民の子孫が異郷の日本に来て働きながら不当な扱いを受けている実態を看過できず彼らを支援する活動に携わってきました。

私たちの活動は、在日ブラジル人等が直面する日常生活の問題(交通事故、生活保護、多重債務、いじめ等)や労働問題(不当解雇、残業不払い、有給休暇取得、労災事故、弁護士紹介等)に関するものです。不満を抱えて母国に戻ったブラジル人によって日本の評判が落ちることは極力避けなければなりません。微力ですが、「親身・24時間・無償・迅速・徹底解決」をモットーに解決を図っています。活動は手弁当で行ってきましたが、この度社会貢献支援財団及び日本財団様から表彰され、役員・スタッフ一同些か戸惑いを感ずるとともに大変ありがたく光栄に思っております。

また、私たちは、ブラジルの日系社会の日本語・日本文化普及活動支援にも関わっております。かつて日本移民は「農業」で貢献しましたが、今後は得意の「教育」分野で貢献する必要があるという点で日系社会の認識は一致しております。今年は日本人のブラジル移民110周年記念の年でしたが、私たちは120周年記念に向けて日系社会の悲願ともいうべき「日伯学園」建設を日本政府に提言し、日系社会もそれを受けて現在実現に向けて準備に入っております。ドイツやイタリア、スペイン系等の移民は、母国の支援を受けて既にいくつかの名門と謳われる母国系学校(小中高)をサンパウロ等に設立しています。残念ながら日系にはその様な学校はありません。日本・日系移民が苦心惨憺して今日の日系社会を築き上げ、信用を勝ち得、高い評価を得ていることは現地で良く知られております。日系社会は日本の大いなる財産です。ブラジルに限らず中南米に移住した日本移民の活躍のお陰で今日ラテンアメリカ33か国は、みな親日国です。日本外交上の力の源泉です。しかし、残念ながらこのことを昨今の日本人は忘れつつあります。私たちは日本とブラジルをはじめとする中南米諸国との友好関係を未来に繋げるために国民の皆様のご理解を得たいと願い、今後も努力する所存です。

理事長 加藤 仁紀

  • サンパウロ・日系アルモニア学園に研修大学生派遣.
    サンパウロ・日系アルモニア学園に研修大学生派遣.
  • 海外日系人協会日系スカラシップ(日本財団助成)留学生に加藤理事長講演
    海外日系人協会日系スカラシップ(日本財団助成)留学生に加藤理事長講演
  • 関東の在日ブラジル人学校数校に鯉のぼり贈呈
    関東の在日ブラジル人学校数校に鯉のぼり贈呈
  • 早稲田大学WAVOCにて加藤理事長講演
    早稲田大学WAVOCにて加藤理事長講演
  • 多摩第一小学校にて東京ブラジル総領事を招いてブラジル国花イペー植樹式
    多摩第一小学校にて東京ブラジル総領事を招いてブラジル国花イペー植樹式
  • 大泉ブラジル人学校にて学生ボランティアを率いて活動
    大泉ブラジル人学校にて学生ボランティアを率いて活動