受賞者

第51回

人命救助の功績

うえだ よしただ

上田 芳賢

(熊本県)

2017年8月20日午後4時半頃、知人の運転する車で、現場の踏切を通過しようとしたところ、既に遮断機が下りた踏切内の線路際に高齢男性が自転車とともに倒れて動けなくなっているのを発見した。
知人は119番通報し、助手席にいた上田さんはすぐに降車し、線路内の自転車を踏切の外へ運び出し、男性の救助へ向かった。男性は頭を打っているようで、意識朦朧とした状況で、上半身が線路内にある状態で横たわっていた。体が持ち上がらず、上田さんは老人の足を持って線路の外へ引きずりだしたところで、電車は上田さんたちに気づくことなく、減速することもなく、間一髪通り過ぎていったが、二人とも電車との接触もなく無事に救助は成功した。
ちょうど付近を通りかかった30代の若者の加勢もあり、電車通過後、改めて安全な場所へ老人を移動させ、救急車の到着を待った。電車と接触してしまいかねなかった切迫した状況の中で、躊躇することなく救助にあたった上田さんの功績は大きく、熊本警察本部長からの感謝状も贈られている。

推薦者:公益財団法人警察協会
上田 芳賢

この度は、公益財団法人社会貢献支援財団の人命救助の功績に決定いただき、表彰式典に御招待いただき誠にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

受賞の事案につきましては、式典の「しおり」にも紹介されていますが、昨年8月20日午後4時半頃、偶然通りかかった踏切内に自転車と共に倒れている負傷者を発見、遮断器も降り警報器も鳴っている中、一刻も早く負傷者と自転車を線路外に出さないと大きな事故になると思い、迷う事なく線路内に入っての行動でした。

幸い救出の直後に、何事もなかったかのように列車が通過して行きました。その後更に、負傷者を安全な場所に移し、救急車の来るのを待って、警察官と救急隊員に事情を説明しました。負傷者は病院へ搬送され、治療されたそうです。後刻、家族の方が訪問され、ケガも軽傷で済み、命拾いをしたとの話をされ感謝の言葉を受けました。

私自身は当然の事をしたと思っていましたが、後日、熊本県警察本部長の表彰を受け、本年11月長洲町より善行功労者としての表彰も受けました。

15年間毎朝、小学生を学校まで送り届けるボランティア活動を続けているので、危険や事故に対応する感覚はもっていたつもりでしたが、いざこのような状況に直面すると身体がすくむものですが、助けなければと思う一心での行動であったと思います。

今回、若い頃働いていた東京へ行くのは、40年振りの事で不安もありましたが、歴史と伝統ある社会貢献財団からの栄えある式典への御招待でもあり、身にあまる光栄でもあるため、同行する関係者友人の勧めもありまして、お世話になる事に致しました。

前日の懇親会と夕食会では、さすがにすばらしい帝国ホテルの設備と料理、同じテーブルの受賞者との交流と他テーブルの同郷の人たちとの交流会話もでき有意義なひとときでした。

又、表彰式典当日は、安倍昭恵会長とのツーショット撮影や会場の広さ、豪華さ、多くの参加者、美味しい料理など驚くばかりでした。

表彰式典では、首相夫人でもある安倍会長より表彰状を直接授与されたときは、さすがに緊張でふるえを感じました。
同行した3人は、たびたび上京していましたが、私自身は若い頃働いていた渋谷、新宿、中野に立派な高層ビルが建ちならんだ変化に驚くばかりでした。

ただ、唯一、渋谷の道玄坂で昔転んだことを思い出して、同行者と一緒に笑いました。

その後、新豊洲市場や築地の場外市場にも廻り散策し、すしを食べて一生の思い出となる3日間を過ごしました。総てが財団からのご招待があったからこそと感謝し、心から厚くお礼申し上げます。社会貢献財団の益々の御発展と御活躍を、そして関係する皆様の御多幸、御健勝を祈念しましてお礼のことばと致します。

 

  • 防犯パトロール中 子どもたちの見守り
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  • 警察協会からの資料
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