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受賞者

平成25年度

東日本大震災における救難活動の功績

たかまつししょうぼうしょくいんきょうぎかい
なかい さとし

高松市消防職員協議会 中井 聰

(香川県)

震災後の4月に香川県高松市消防職員として石巻市で支援活動を行ったが、消防士としてこれまでに見たことも無い惨状に茫然とし、帰宅後も被災地への思いが残り、南三陸に場所を移して中井さんを中心に協議会のメンバーで活動を継続することにした。南三陸では崩壊寸前の家屋から家具を運び出したり、ビルの屋上に上り流された瓦礫を下すなど消防職員にしかできない危険な作業を行って本領を発揮した。香川と南三陸を自家用車で往復し、103日、延べ274人の職員が作業にあたった。また、高松市でボランティアの横の連携を図るため、「あの日を忘れないプロジェクトin香川」を立ち上げ2012年10月、2日間で10,000人以上の来場を迎えた「被災地を思い、被災地に学ぶ」と題したフォーラムを地元企業の協力のもと開催した。

推薦者:一般社団法人 よみがえれ南三陸 代表理事 中島 響
高松市消防職員協議会 中井 聰

東日本大震災で被災された方々に、心から御見舞い申し上げます。また、今尚、継続的に復旧、復興活動にご尽力されている方々に敬意を表します。

心の復興には・・・・
心の復興には・・・・

今回、社会貢献者表彰の推薦を頂いたとき、正直、『なぜ私なんかが?もっと素晴しい活動をされている方が大勢いるのに!』という思いでした。そのことを推薦していただいた方にお伝えすると、「一緒に活動した仲間の代表だと思って受けてください」という言葉を頂きました。そして表彰式で日下会長から、「この賞は、上からの表彰じゃない。皆様の活動に感謝し何かの形に残し後々に伝えるためのイベントです」と挨拶を聞き、私でも受賞させていただいてもいいのかなと思えるようになりました。
2011・3・11消防職場で震災の報道が流れました。映像を見て、遠く離れた消防は何を出来るのだろうかということを考えていました。数日後、消防緊急援助隊で派遣された職員から被災地の様子を聞き、とにかく被災地へ行きたいという思いが強くなり、4月2日から休みを取り、被災地に入りました。想像を超えた状況に恐怖を覚えながらも、被災家屋でのボランティア活動を行いました。香川に帰り、「本当に役立ったのか?」「何をすればいいのか?」「また、被災地に行きたい。」と毎日考えていました。そして、「今こそ、消防職員でしか出来ない活動をしよう!」と職場の仲間に声をかけ、2011年11月までに延べ274人の消防職員と、倒壊寸前の家屋やビル屋上での危険な場所での活動を行いました。

被災地を思い、被災地に学ぶフォーラムin香川
被災地を思い、被災地に学ぶフォーラムin香川
被災地を思い、被災地に学ぶ
フォーラムin香川

そして、被災地へ通い半年が過ぎた頃に、被災された高校生に「これからどのような支援をしたらいいのか?」と尋ねたところ、「私たちは、今まで皆さんに十分な支援を頂きました。これからは、この震災を忘れずに、地元に役立ててください。」と聞かされ、2012年7月に【あの日を忘れない・・・プロジェクト実行委員会】を立ち上げ、2012年10月20、21日に【被災地を思い、被災地に学ぶフォーラムin香川】を開催し、2日間で1万人以上の来場者を迎えることが出来ました。

この度の社会貢献者表彰を頂くことが出来たのは、一緒に活動してくださった消防の仲間、被災地で出会ったボランティアの方々のおかげです。有難うございました、そして今後ともよろしくお願いします。

最後に、被災地の一日も早い復興を願い、この災害を忘れず伝えていくことをお約束します。

  • 初めて目にした被災地
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  • 水が無く、どぶ川の水で顔を拭く
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  • 瓦礫の向こうに花火
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