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受賞者

平成25年度

社会貢献の功績

特定非営利活動法人
フリースペースふきのとう

(長崎県)

不登校の子どもやひきこもりの親、市民、学生などが共同し、不登校の子どもたちやひきこもりの人たちのための相談活動や就労支援などを行っている。理事長自身が不登校、ひきこもりの子どもをもつ親であったことから、共通の悩みを持つ親が集まり、1988年に設立され、2010年に法人格を取得、25年に活動は及ぶ。不登校児の親の会とひきこもり家族の会を毎月1回開催しているほか、不登校児が毎日集うフリースペースを運営しているほか、ひきこもりの就労支援も行っており、社会復帰への第一歩として、1日だけアルバイトに行くというトレーニングなどを行っている。

推薦者:公益財団法人 社会貢献支援財団
特定非営利活動法人 フリースペースふきのとう 理事長 山北 眞由美
理事長 山北 眞由美

この度は、社会貢献者表彰を受賞し、大変嬉しく思います。

2013年12月に設立26年を迎えました。これまでの活動に大きな光を当てて認めて頂いたことに、心から感謝申し上げます。

創立25周年のつどい 理事長のあいさつ
創立25周年のつどい
理事長のあいさつ

1988年12月24日、霙降る寒い日でした。その日の天候のように、心まで冷え切った辛いスタートでした。

娘が高校1年生の時「クラスの集団いじめ」に遭い、学校に行くことが出来なくなり不登校から転校、そして長いひきこもりに入りました。人を信じることを諦めた娘は、自分に自信を持てず社会との関係を断ちました。暗い室で髪を抜き続ける娘、引き抜いた髪の多さに胸が痛み、生きていてくれさえすれば良いと願った日々でした。そして、もう一度、人を信じる喜びや、自分を愛する心を取り戻してやりたい。今、共感できる仲間が欲しい。そんな強い思いが〝ふきのとう〟の設立呼びかけになりました。この呼びかけに集った親は3人でした。それから、多くの親たちが集まるようになりました。

親の会「ふきのとう」の中で、やっと自分を語る場が出来た親たち、広い砂漠の中のオアシスのように心を癒す事が出来るようになりました。この26年間、親たちの居場所も何度かの転居に遭いましたが、支援者の協力で居場所の確保が出来ました。その事は、私たちの大きな力となりました。

「登校拒否・ひきこもり問題」長崎県のつどい
「登校拒否・ひきこもり問題」
長崎県のつどい

同じ苦しむ親たちとつながるために相談(電話、面接)活動も活発に始めました。親の会「ふきのとう」に親と一緒に集って来た子どもたちに、次の親の願いは「子どもの居場所」でした。

2004年「フリースペースふきのとう」を開所。

開所記念に始まった「子どもサミット」は、全国から子どもの生の声を聴きたいと参加者が訪れます。

この頃の娘は「フリースペースふきのとう」の事務局長として、又、子どもたちの良き理解者として動き出しました。

活動は、親の会、家族の会、相談活動は前々からの活動ですが、本格的に長崎県北全域を引き受けています。

「フリースペースふきのとう」には、多くの理解者は必要だし、社会に対して知らせていく事の大切さを考え、2010年、NPO法人の認証を受けました。その後、子どもの居場所、親の会を大切にしながら事業に取り組み、ひきこもりの居場所と事務局の開設に繋ぎました。

事務局長の娘は先頭に立ち、ひきこもりの青年たちの就労支援、仕事おこし、夢を叶えていく。そんな事に一番燃えています。今、全国の仲間と繋がる喜びを実感し、人を恐れず、人と出会うことが楽しい。やっと、そこに辿り着きました。

最後に社会貢献の受賞は、この活動を一緒に支えてくれた仲間。共に歩いてくれたスタッフ。私たちを、いつも見守り続けてくださった支援者の方、すべての人に贈って頂いた賞なのだと思います。

この賞に恥じないよう地域福祉の核となる活動を広めて参ります。

理事長 山北 眞由美

  • ひきこもり支援講演会 山本耕平氏(立命館大学教授)
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    山本耕平氏(立命館大学教授)
  • 第5回社会的ひきこもり支援者全国実践交流会 佐世保
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  • 第9回子どもサミット~不登校を通して思うこと~
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