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受賞者

平成25年度

社会貢献の功績

かていようごそくしんかい

公益社団法人 家庭養護促進協会

(兵庫県)

里親探しを専門とする民間の児童福祉団体で、神戸と大阪に事務所があり、1960年に活動を開始した(大阪は64年から)。様々な事情で社会的養護を必要とする子どもを新聞やラジオで紹介する「愛の手運動」を同62年から神戸で、同64年から大阪で開始し、現在までに2,300人を超える子どもが同運動を通じて里親や養親の元で育っている。新聞やラジオと言ったメディアとタイアップして里親探しを行なっている団体は全国でも唯一で、神戸新聞紙面における「あなたの愛の手を」の連載は今年9月16日で2,156回を数えた。

推薦者:神戸新聞社 文化生活部長 西海 恵都子
公益社団法人 家庭養護促進協会 芝野理事長
芝野理事長
里親家庭のための新春初笑い大会
里親家庭のための新春初笑い大会

昭和37年から神戸新聞の紙面とラジオ関西の番組で毎週1回里親の必要な子どもを紹介し、その子どもたちの里親を求める愛の手運動をつづけて51年。これまでに里親に迎えられた子どもたちは2,320人になります。マスメディアとタイアップした里親探しの民間活動はわが国では他に例がなく、ユニークで先導的な活動として注目されてきました。

欧米の多くの国々では、親と暮らせない子どもたちの半数以上が里親やグループホームで暮らしていますが、日本では90%弱が乳児院や児童養護施設で、10%余りが里親やファミリーホームで暮らしているに過ぎません。「何とか多くの子どもたちが地域の普通の家庭で暮らすようにしたい」と、里親探しの活動を神戸で始めたのです。

昭和39年からは大阪にも事務所を設け、毎日新聞の協力で同じ愛の手運動を始めました。それから半世紀が過ぎ、国もようやく子どもが家庭で育つために里親制度の充実を促進するようになり、制度の改革などの振興策を打ち出しています。

当協会が活動をはじめて50年が経ち、里親や養親に育てられた子どもたちの多くは親となり、家族を持ち、それぞれの人生を歩んでいます。

協会が以前実施した大人になった里子や養子達への追跡調査の結果では97%の人たちが「この親に育てられてよかった」と回答しています。

里親家庭のためのキャンプ(キャンプファイヤーを囲んでのゲーム)
里親家庭のためのキャンプ
(キャンプファイヤーを囲んでのゲーム)

どの子どもたちも本来は家庭で暮らしたいと思っているし、大人に大切にされ、信頼されて育ったと感じる子どもたちは他人への信頼や思いやりの気持ちを持つようになっていきます。

「里親への理解が最大の支援です。里親は立派な人、偉い人、という見方をする人たちは傍観者に過ぎず、一緒に子ども達のことを考えましょう、という仲間を里親は求めています」とある里親は語っています。

今回の受賞を大きな励みとし、これからもより一層里親制度への理解を広げ、一人でも多くの子どもたちが里親との出会いができるよう、工夫と努力を続けて行きたいと思います。

公益社団法人 家庭養護促進協会
理事長 芝野 松次郎

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