www.fesco.or.jp
トップページ > 受賞者について > 受賞者紹介

受賞者紹介

平成20年度

社会貢献の功績

おおさかこえのグループ

大阪声のグループ

(大阪府)
昭和47年に豊中市にグループを設立し、視覚に障害のある人のために小説や冊子などを音読してテープを制作し、病気や事故により中途失明した人々に多く利用されている。勉強会に力を入れ、より正確に、より聞きやすく、より良い図書を届けたいと、36年に渡り活動を続けられている。

このグループが結成されて36年。この長きに亘って活動を続けてこられたのは、会員一人一人のたゆまぬ努力とご家族のご理解、地域の皆様のご協力があればこそです。それら総ての方々に心より感謝を申し上げます。今後も50年、60年と続けていけるよう、力を合わせていきます。

勉強会の様子

「大阪声のグループ」(「グループ」)は昭和47年、新潟で録音図書に係わっていた男性が、豊中市に転勤してきたのを機に、周辺の人々に声をかけて設立され、今年で36周年を迎える。

その後同市の女性ボランティア40人程で、地域の協力も得ながら活動している。活動の拠点を同市の図書館に置き、図書の選定や著作者への許可の申請なども同館へ依頼している。

同市から委託された図書や広報紙、そして個人から依頼を受けた音訳が活動の主な内容である。個人の依頼分を除き、製作された録音図書は、同市の図書館の蔵書となる。

グループの特徴の1つは、府や市に所属せず自主的運営され、勉強会に力を入れていることである。勉強会は、講師の指導による朗読の勉強会やテープを聴いたり、疑問点を持ち寄ったり、アクセントの勉強、図や表の読み方などを検討するグループ勉強会、そして在籍30年の大先輩が率先参加しての新入会員の基礎勉強会もある。

グループのメンバー

2つ目は、個人から、専門書・学術書の依頼があった場合、プロジェクトチームを作り、知恵を出し合い制作するなど、難しい依頼にも応えていることである。

そして、3つ目は早くからデイジー図書(CD)制作にも取り組んでいるということであろう。デイジー図書とは、今までカセットテープであったものが次第にCDに変わろうとしているもので、平成10年から勉強を始め、現在は会員の約半数がその作業に当り、今では他のグループから指導を請われるまでになっている。

CD制作が加わったことにより、作業にかかる時間はより多くなっている。現在はデジタル化の過渡期に当るなかで、一方まだテープの需要もあり、テープを作った後にパソコンに取り込み、編集してCDを作る。又はパソコンに直接録音したものをカセットテープに移すなど、会員には負担を強いているが、苦にすることなく積極的に取り組んでいる。

録音の様子

35年間で2,770タイトル(冊)、テープ巻数14,729巻、CD95枚を完成させた。

同市に登録している利用者ばかりでなく、国立国会図書館のホームページで検索し、同市の図書館を通じで送付してもらうことで全国の視覚障害者が利用できるようになっている。

平成18年度の同市の録音図書貸出しはテープとCD合せて548タイトル、他の都道府県への貸し出しがテープ94タイトルとなっている。

「グループ」はボランティアながら、より正確に、より聞きやすく、より良い図書を届けたいと、プロ意識をもって制作、リスナーからの、聞きやすいとの声を励みに活動を続けている。

(功績の概要・推薦者:大阪声のグループ)
活動拠点の豊中市立岡町図書館

Osaka Koe no Group

(Osaka Prefecture)
Since 1972, they recorded and prepared audio tapes on literature and booklets for the blind persons. Those who lost their eyesight due to illness and accident use their audio-tape collection. In order to improve the quality of recordings, efforts have been continuously made.
Recommended by: Osaka Koe no Group