NPO法人 日本動物介護センター
災害救助犬や介助犬などの育成とペットを適切に飼育できるように講演会や相談会を実施するため、犬の訓練士山口常夫さんが岐阜県で2008年に設立したNPO法人。顕著な活動として、東日本大震災発生後、飼い主と一緒に避難することができなかった48頭の犬たちを無償で預かり、里帰りを年に2回行ってきた。震災発生後、支援物資と共に被災地に向かったが、被災した飼い犬の実態を目の当たりにした山口さんは、岐阜に戻って犬舎を整備し、被災地の行政に犬たちを受け入れる旨を伝えて回った。福島県飯舘村から村に残された犬たちの捕獲を依頼され、100頭近くを保護し、48頭をセンターに連れて行った。犬たちの様子を動画に収め、飼い主に伝えていたが、2013年に21頭を車に乗せて福島まで里帰りさせた。飼い主と犬たちの喜ぶ姿を見てその後も毎年里帰りを実行している。また、飯舘村の被災者から託された子犬の内、山口さんの元に残った一頭の黒い子犬を「じゃがいも」と名付け災害救助犬として育てることにした。じゃがいもは認定試験に落ち続けたが、11回目の挑戦で合格することができた。このじゃがいものエピソードは「あきらめないこころ」を伝える本として出版され、教科書にも採用された。年間約30回に及ぶ講演会を行って災害時にペットと避難するための日頃の備えについて啓発し相談を受け付けている。
当NPOは人間と動物がともに生きていける社会の実現を図りたいと立ち上げた団体です。
2011年東日本大震災の時は何か出来ないかと、はじめは災害救助犬と共に行動していましたが、犬たちはどうしているのだろうと避難所を回り、一緒に暮らせないワンコたちを無償で預かりお世話をすることにしました。
気づけば48匹、その他にも今まで施設にいた犬がいたので賑やかになり、大切な子を怪我や病気にならないように気を使いながら、お世話をしてきました。
当初半年もすれば復興して帰せるだろうと思っておりましたが、もうすぐ15年がたとうとしています。その間、1年に2回、犬たちを連れて面会を楽しみにしている飼い主さんの為、片道600㎞の道のりを少しの時間ですが里帰りしています。私たちには見せない喜びかたをする犬たちを見ると家族の絆を感じ、続けてきてよかったと嬉しい気持ちになります。最後の1頭になるまではその里帰りも続けようと頑張っていましたが、15年もたつと今までご支援下さった方も減り、苦労をしております。
そんな中、私たちの活動を推薦してくださり、評価していただけた事は大きな励みになりました。
熊本、能登の震災でも動物たちの支援、お預かりをし、災害がおきた時に市町村と提携してスムーズにお預かり出来る仕組みづくり取り組んでいます。
今までお預かりしている子を施設でお世話して下さったボランティアの皆様、あたたかいご支援をしてくださった皆様方のおかげで続けることが出来ています。
改めて皆様に感謝申し上げます。
理事長 山口 常夫


















