受賞者紹介

第63回 社会貢献者表彰
※ 掲載内容(名称、活動内容、代表者名、肩書き等)は受賞当時のものです。

公益社団法人 あおもり被害者支援センター

(青森県)
公益社団法人 あおもり被害者支援センター 理事長 田﨑 博一
理事長 田﨑 博一

被害者支援制度の始まりは、1980年犯罪被害者等給付金支給法に遡る。経済的支援以外に広範囲に及ぶ支援の必要性から、各地で民間支援団体が立ち上がった。1998年に「全国被害者支援ネットワーク」が設立、2004年に犯罪被害者等基本法が成立すると、青森にも設立の機運が高まり、準備会が発足。知事、県内市町村長、行政、医療、福祉、教育分野から発起人が集まり、2007年あおもり被害者支援センターが開設した。犯罪や重大な交通事故の被害者を支援する県内唯一の民間団体として、18年目に入る。①電話、面接相談。相談者は県内全域対象で相談無料。支援者養成講座を修了した相談員が47名登録、ボランティアで活動。②2014年から性暴力被害専用電話「りんごの花ホットライン」を開設。近年増える男性の性暴力被害の相談も受ける。緊急時は24時間体制で対応。③直接支援。司法関連機関、病院、行政への同行支援と物品貸与。④支援相談員の養成。誰でも参加可能な入門編、支援員を目指す初級編、全て修了し、最終面接をパスした人のみがサポート認定員に認定。スキルアップ研修も随時開催。⑤犯罪被害者遺族の心の拠り所として、自助グループを毎月開催。県内の学校で性教育講座にも取り組み、被害者を生まない社会づくりに取り組んでいる。

この度は、大変栄誉ある賞を賜りまして、誠にありがとうございます。

後日、盛大で和やかな式典の様子を、センター理事・職員、ボランティア支援活動員の皆さまに報告させていただき、皆で共にこれまでの支援を労い、表彰を慶び、これからの活動への思いなども共有することができました。こうした機会を得られたのもひとえにこの度の表彰のおかげと、関係者一同、心より感謝申し上げます。

あおもり被害者支援センターは、犯罪や重大な交通事故の被害に遭われた方々を支援する民間団体として、平成19年10月に開設されました。電話や面接での相談、カウンセリングや法律相談、直接支援(危機介入、法廷などの付き添い、物品の貸与など)、自助グループの支援、広報・啓発、支援員の養成などの事業に取り組んでおります。

近年の相談受理件数は1,000件を超えるようになり、裁判所や警察等公共機関、医療機関、法律相談、カウンセリングへの付き添いなども年々増加しております。広報・啓発活動として、県内の高校、大学で開催される「命の大切さを学ぶ教室」等の講演活動をとおし、次世代を担う若者に犯罪被害者等への理解と協力を求めました。それ以外にも、県内各地域のイベント等、様々な機会をとおして支援活動を理解していただく取り組みもおこなっております。

理不尽な犯罪や事故に遭われた被害者の方、ご家族、ご遺族の方々は、被害によりこれまでの平穏な生活が突然奪われ、その後も心身や日常の生活に被害の影響をうけながら生活せざるを得ません。私たち被害者支援に携わる者は、被害に遭った方々が被害に遭う前の生活に近づけるよう、被害直後から中長期にわたって、関係機関がゆるやかにつながり、連携し、途切れることのない支援が必要と考えます。青森県においても自治体の被害者支援条例の制定も進み、性暴力・性犯罪被害者のためのワンストップ支援も県、警察、産婦人科医会、医師会、当センターとの連携協定を結び、被害者の同意のもと、連携した支援を行っております。

民間の被害者支援団体として、これからも被害に遭った方々に寄り添い、支援する活動を続けて行きたいと考えております。

理事長 田﨑 博一

  • スキルアップ研修
    スキルアップ研修
  • 広報啓発活動
    広報啓発活動
  • 性暴力被害者のための支援における連携・協力に関する協定締結式
    性暴力被害者のための支援における連携・協力に関する協定締結式
  • 性暴力被害者専用相談電話”りんごの花ホットライン”開設式
    性暴力被害者専用相談電話”りんごの花ホットライン”開設式
  • 電話相談風景
    電話相談風景
  • 犯罪被害者等支援週間
    犯罪被害者等支援週間
  • 命の大切さを学ぶ教室
    命の大切さを学ぶ教室
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