受賞者紹介

第55回 社会貢献者表彰
とくれいにんていえぬぴーおーほうじん とりで

特例認定NPO法人 とりで

(山口県)
特例認定NPO法人 とりで 理事長 金本 秀韓
理事長 金本 秀韓

特定非営利活動法人とりでは、①児童自立生活援助事業(2か所 広島県大竹市山口県岩国市)②小規模住居型児童養育事業 ③子育て支援短期利用事業・夜間養育事業 ④退所児童等アフターケア ⑤子どもの貧困対策 ⑥放課後等デイサービス ⑦スクールソーシャルワーカー活用事業 ⑧成年後見人の8つの事業を行っている。2016年3月に若者の自立を手助けする為、団体を設立。翌月に山口県で初の女子専門の自立援助ホーム「そなえ」の運営を開始した。施設退所の女子だけでなく、家庭に居場所がない子等、入所や利用を希望する子どもへのアプローチを、関係機関と連携しながら、時にはFacebookやLINEを使って行っている。また、子どもの居場所作り事業では、学校長の理解を得て、校内等で、小学生に向けて塾や子ども食堂、朝食のサービスも行っている。

推薦者:広島県西部こども家庭センター 所長 内山 偉文

この度は、社会貢献者表彰をいただきありがとうございます。大変励みになりました。
私たちは平成28年4月から地域の子どもたちに対し無料の食事支援(こども食堂)や学習支援を通した子育て支援、子どもの貧困対策と、虐待などが理由で家庭で暮らせなくなった子どもたちを保護し親代わりとして自立支援をする自立援助ホームの運営を中心に取り組んできました。

法人を設立した動機は、理事長の金本秀韓が以前働いていた社会福祉法人 (児童養護施設、児童家庭支援センター)において、さまざまな理由により家庭で暮らせない子ども達の保護の必要性を感じる一方、地域の保護者や子ども達自身から相談を受ける中で、地域の中にも大変な状況に置かれている子ども達がいることに気付いたことがきっかけです。そこで感じた気づきから、「誰でも子どもを育てやすい、どんな子どもも育ちやすい地域を作ろう」「地域に支援を行う機能、子どもを保護する機能を持った団体を作ろう」と決意し、平成28年に当法人を設立しました。

具体的な活動として、『子どもの貧困対策』『子どもの居場所づくり』として、こども食堂(昼食提供)とモーニング(朝食提供)、宅食(購入弁当配布)、地域の子どもへの学習支援があります。

学習支援は地域の子どもが誰でも参加可能なものとは別に岩国市から事業委託を受け、生活困窮世帯の子どもを対象とした学習支援を平成30年度より開始しました。学習支援が子どもの学力向上や、学習習慣の定着のきっかけになれば、生活困窮世帯の子どもの学力や進学率の向上につながり、将来的な『貧困の連鎖』を断ち切る要因に成り得ると期待しています。

また、活動を通して知った子どもへの養育が気になるひとり親家庭等に対して、各関係機関につなぎ直接的な支援を行った事例もあり、『支援が必要だが外からは見えにくい家庭』への支援を広げていけると考えています。

さらに、子どもが家庭での生活が困難な場合、子どもを保護する機能として『自立援助ホーム』『ファミリーホーム』の運営と『子育て支援短期利用事業』を行っています。

その他に、自立援助ホーム等、児童入所施設を退所した児童を対象に『退所児童等アフターケア事業』も自主事業として行っており、退所児童の相談支援を行い、再就労に繋げた実績もあります。

以上のような活動を行うことで、子ども達に『将来に対しての夢や希望』をもってもらい、保護者を支えることで、法人の理念である「地域が子育てを支える」を実現したいと思います。

理事長 金本 秀韓

  • とりでこども食堂で子どもたちと食事を食べる金本理事長
    とりでこども食堂で子どもたちと食事を食べる金本理事長
  • とりで塾で子どもたちと卓球をするボランティアスタッフ
    とりで塾で子どもたちと卓球をするボランティアスタッフ
  • とりで塾で子どもたちと風船で遊ぶボランティアスタッフ
    とりで塾で子どもたちと風船で遊ぶボランティアスタッフ
  • とりで塾で子どもたちに学習支援するスタッフ
    とりで塾で子どもたちに学習支援するスタッフ
  • 自立援助ホームそなえで入居している子どもたちの調理の練習を見守るスタッフ
    自立援助ホームそなえで入居している子どもたちの調理の練習を見守るスタッフ
受賞者とみなさまをつなぐプラットフォームプロジェクト「ひとしずく」