受賞者紹介

第52回 社会貢献者表彰
ゆうげんがいしゃ あかまこうぎょう

有限会社 赤間工業

(福島県)
有限会社 赤間工業 赤間 徹
赤間 徹

赤間徹さんは、福島県浪江町で建設業を営み、配管工事などで原発の維持管理に関わっていたが、東日本大震災後発生後、事業は開店休業状態で、現在は廃炉作業に携わっている。
原発の事故後、避難先で動物を引き取ることができないという事情から多くの犬や猫が飼い主とはぐれ、ケガや病気で毛が抜け落ち、痩せこけた状態で露頭に迷っていた。赤間さんはもともと動物好きだったことや、これまで原発を支えてきた立場という自責の念から、こうした犬や猫を放っておけず、保護してはインターネットなどで新たな飼い主を探し、引き渡してきた。
赤間さん自身も被災者であり、避難先の郡山市から浪江の自宅へ通いながら犬や猫を見つけては保護し続け、自身の貯金なども切り崩しながら餌代などを捻出してきた。避難指示が解除された今も、家族は避難先に留まっているため赤間さん一人、自宅で犬猫の面倒を見ている。これまでに新しい飼い主に引き取られた犬猫は1,000頭余り。
また、定期的にアライグマなどを捕まえて、弘前大学で放射能の汚染量を計測してもらい、汚染度の増減なども記録し続けている。汚染された林の食べ物を食べ続けている動物の数値は上昇しているが、次の世代のために、町の復興のために、自発的にこうした地道な努力を続けている。

この度は栄誉ある賞を拝受し、心より御礼申し上げます。

福島県浪江町で建設業を営み、配管工事などで原発の維持管理に携わってきました。

2011年東日本大震災による福島第一原発事故後、全町避難を強いられた浪江町で、飼い主に置き去りにされたり・事故後生まれた犬猫達を、自身も被災者ながら避難先の郡山から浪江町の自宅に通い、保護し続けてきました。

保護した犬猫達には不妊手術をして世話をしながら、協力をしてくれるボランティアさん達・支援者の方々のおかげで、新たな里親に繋げています。

これまでに獣医師と共に、1,000頭余りの命を救う活動を続けています。

2013年9月より始まったTNR活動・そして弘前大学の放射線汚染量の計測の手伝いもしています。その結果・浪江町では犬猫達に関するトラブルは殆ど有りません。しかし8/15に帰還困難区域にて、首と目を怪我し棄てられた犬を保護しました。明らかに人によってキズ付けられたものでした。今もこの様な事が、日常茶飯事に起きているのも現実です。

「自身が出来る事をやり続ける、動物達とのより良い共生のために…」そして町の復興の第一歩のためにも、これからも地道に活動して行きます。ありがとう御座いました。

赤間 徹

  • 震災後放浪していた犬を保護し、その後飼い主の所へ帰ったところ
    震災後放浪していた犬を保護し、その後飼い主の所へ帰ったところ
  • 震災時、自宅を開放し犬の居場所を作った時の写真
    震災時、自宅を開放し犬の居場所を作った時の写真
  • 猪対策のため、鉄製の給餌器を組み立てて設置するところ
    猪対策のため、鉄製の給餌器を組み立てて設置するところ
  • 猫の捕獲機を設置しに行くところ
    猫の捕獲機を設置しに行くところ
  • 避妊してR(リターン)した猫達の給餌器
    避妊してR(リターン)した猫達の給餌器
  • 保護時、栄養不足で皮膚がボロボロになっていた子
    保護時、栄養不足で皮膚がボロボロになっていた子
  • 完成した犬舎
    完成した犬舎
  • ドッグランの芝生貼り
    ドッグランの芝生貼り