受賞者紹介

第52回 社会貢献者表彰
えぬぴーおーほうじん しずおかしさとおやかていしえんせんたー

NPO法人 静岡市里親家庭支援センター

(静岡県)
NPO法人 静岡市里親家庭支援センター 理事長 眞子 義秋
理事長 眞子 義秋

2005年に静岡市の政令指定都市移行とともに、静岡県中部地区里親会から「静岡市里親会」として独立。その後、国の制度改正により里親支援事業が社会福祉法人やNPO法人に委託可能となったため、2010年にNPO法人として承認を受け、元児童相談所長の眞子義秋氏が理事長に就任。以来、市の児童相談所と連携して里親制度普及促進事業と里親委託推進・支援事業を行っている。市の児童相談所は虐待対応等に追われ、里親支援には限界がある。子どもたちのことを考えればこのような支援は必須。
同センターは「啓発」「研修」「相談・支援」の3本柱を軸に活動を行っている。「啓発」では、里親一日体験や、記念講演会、里親体験談の発表、里親相談会の開催、メディアやHPによる発信がある。「研修」では、里親への研修会、未委託里親へのフォローアップ研修、スキルアップ研修などを行っている。「相談・支援」では、児童相談所が行う里親認定や里親子のマッチングの補助、元里子の自立支援などを行っている。里親の養育上の悩みや問題点については同じ里親同士の支援が有効で、里親同士が知り合い繋がることができ、未委託の里親と委託された里親間の交流にも役立つ「里親サロン」も開催している。また、里親への基礎的な養育研修や、多岐にわたるテーマ別研修(発達期に沿った愛着の修復、あそびの力で楽しい子育て、障害と自立支援、子どもの権利など)を年10回行い、里親が悩み、孤立してしまわない体制づくりと里親の資質向上に取り組んでいる。

この度、公益財団法人社会貢献支援財団から社会貢献者としてNPO法人静岡市里親家庭支援センターが受賞の栄誉に預かり、厚く御礼申し上げます。

式典では、全国から37団体の方が受賞され、素晴らしい活動内容を聞き感動しました。中でも、人命救助で自らの危険を顧みず救助した方、難民の人々を支援した方や動物愛護の活動を支援した方の社会貢献された話に大変感動しました。

私たちの活動歴はまだ10年程度ですが、式典閉会時に公益財団法人日本財団の笹川様のお話を聞き「民間でやれることは民間でやる」が一番大切だとのお言葉をいただき深く感銘いたしました。正に当センターの指針として活動してまいりたいと思います。

当センターは、児童虐待の対応に忙しい児童相談所に代わって里親による里親支援を行う民間団体として、平成22年10月に静岡市里親会によって設立された里親支援機関です。

平成23年4月に静岡市里親支援業務を委託されてからこの間、「啓発」、「研修」、「相談・支援」を活動の3本柱に里親支援を実施してきた結果、里親委託率に代表されるように里親支援機関として全国でトップクラスの活動をするまでになりました。

その要因としては、里親支援の専門機関であること、児童相談所や里親会と緊密な連携を図っていること、里親リクルートから里親認定事務補助、マッチング、研修、委託後の相談支援、委託解除後の支援に至るまでの事業を一貫して行っていることのほか、里親が孤立しないように、里親サロン、ベテラン里親が行う里親相談員活動や里親会の親睦行事を通じて、活発な里親同士の交流・支援が行われていることが挙げられます。

当センターが受賞できたのは、日本の社会的養護のうち里親支援について、これまで公的機関が担ってきた中で、民間団体が大きく貢献していることを高く評価されたものと考えています。

現在、子どもたちの状況は虐待の増加、ネグレクトの親の増加とともに、親と暮らせない子どもが増え続けています。

今回の受賞を大きな励みとして、さらなる家庭養護の推進のため、児童相談所、里親会をはじめ、多くの関係団体とも連携し、一層尽力していく所存です。

今後とも、ご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

理事長 眞子 義秋

  • 乳児院懇談会参加
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  • 里親と親睦会
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  • 官民協議会研修参加
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  • 視察対応
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  • 自立支援事業費授与式
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