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受賞者

第47回

社会貢献の功績

とくていひえいりかつどうほうじん にほんこうてきしゃだんたいれんごうかい

特定非営利活動法人 日本喉摘者団体連合会

(東京都)

喉頭がん、咽頭がんなどの頭頸部のがんによって声帯を含む喉頭を摘出し、発声機能を失った人たちに、食道発声、電気式人口喉頭(EL)発声、気管食道瘻(シャント)発声などの代用音声の獲得にサポートする全国57のボランティア団体で構成され、これらの発声法や研究及び指導を行い、福祉向上に寄与することを目的に活動している。東京都港区を拠点に昭和45年に26団体で発足し、現在約6,100人の会員が全国151ヵ所の教室で指導を受けられる。発声指導員の資格制度を確立して、全国で668人の発声訓練士を誕生させた。各代用音声の訓練教材をはじめ、発声訓練士のために指導カリキュラムや指導マニュアルなどを作成し、発声訓練士の質の向上と維持を目的に指導の標準化を図っている。喉摘者の発声研究・指導・資格、開発・親睦などの活動とともに障害者等級、障害者年金、日常生活用具の公費負担、指導員養成助成金など、公的支援に向けての活動を展開し重要な役割を果たしている。

推薦者:公益社団法人 銀鈴会
特定非営利活動法人 日本喉摘者団体連合会 会長 松山 雅則
会長 松山 雅則
B 発声教室 全体発声風景
B 発声教室 全体発声風景

平成28年度社会貢献者表彰を受けて

特定非営利活動法人 日本喉摘者団体連合会(日喉連)が公益財団法人 社会貢献支援財団による社会貢献者表彰を受けました。設立以来45年に亘る長年の先輩達の活動が評価されての受賞と思っています。今回の受賞は日本全国で活動する喉摘者団体にとって大変な励みになるものと深く感謝いたしております。

日喉連は喉頭がん、食道がん、甲状腺がんなどで声を失った者の組織する団体で全国に57団体151教室があります。教室ではコミュニケーションに必要な新しい声の訓練を通して社会復帰および会員相互の交流をはかっています。指導する訓練士も同じ喉頭摘出者です。食道発声、電気式人工喉頭(EL)発声、シャント発声などの訓練を通して声を取り戻すことができます。

日喉連は昭和45年に誕生し、現在は全国約6100人の会員が容易に指導を受けられるようになっています。人間にとって大切なコミュニケーション手段である声を失ってしまった私達は、先に声を失った先輩喉摘者が新人喉摘者に発声を無報酬で指導するというピアサポートを45年に亘って続け、3万人を超える喉摘者を指導してきました。手術後の喉摘者が入会して、お互いに支え合い励まし合いながら発声練習に励み、失意と不安から立ち上がり、やがてスピーチが出来るまでに上達していく姿には感動を覚えます。

平成25年には主役である発声訓練士の立場を明確にするために、日喉連認定による資格制度を確立しました。現在この資格を持つ発声訓練士は全国で668名が活躍しています。日喉連は訓練士養成研修会や喉摘者による発声大会などを開催し、また訓練教材、指導カリキュラム、指導マニュアルなどを作成して発声訓練士の質の向上と維持をはかっています。障害者等級、障害者年金、日常生活用具の公費負担、訓練士養成助成金などの公的支援活動においても重要な役割を果たしてきました。

私達患者は医療の進歩により一命を取り留めましたが、仲間の中には声を失い今後どの様に生きていくかを悩む人も多数おり、「その一助になりたい」という志でボランティア活動を行っています。諸先輩の長い年月の活動に感謝し、この志を大切に引き継いでいきたいと考えております。今回の表彰を通して数多くのボランティア団体の活動を知り、大変刺激を受けました。私達も更なる意欲をもって活動することを決意したところです。

会長 松山 雅則

  • 発声教室 マンツーマン指導風景
    発声教室 マンツーマン指導風景
  • 遠隔地巡回発声教室 集団指導風景
    遠隔地巡回発声教室 集団指導風景
  • 全国喉摘者発声大会 スピーチ風景
    全国喉摘者発声大会 スピーチ風景
  • 声帯を失った人による歌の大祭展(全国喉摘者カラオケ大会) 
    声帯を失った人による歌の大祭展(全国喉摘者カラオケ大会) 
  • 発声訓練士資格認定証
    発声訓練士資格認定証