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受賞者

平成26年度

人命救助の功績

きたがわ よしこ

北川 よし子

(愛知県)
北川 よし子
こざき みどり

小崎 緑

(愛知県)
小崎 緑
こんどう じゅんや

近藤 潤哉

(愛知県)
近藤 潤哉

平成25年7月1日午後5時50分頃、三重県亀山市地内名阪自動車道上り付近を時速約80キロで走行中の大型観光バス(乗務員1名、乗客31名)の運転手が突然意識を失った。運転操作不能になったことに気付いた北川さんと小崎さんは、二人でハンドルを操作し安全な走行を確保し、近藤さんは、運転席足元に潜り込み、手でブレーキペダルを操作して追い越し車線付近に、3名による連携でガードレールに接触しながらも無事にバスを停止させた。その後、北川さんらはバス運転手に心臓マッサージ等を施したが、運転手は搬送先の病院で亡くなった。

推薦者:公益財団法人 警察協会

北川 よし子

「事故?」
バスがぶつかった瞬間反射的に運転席へ駆け寄っていました。

小崎さんと2人で左右に揺れるバスのハンドルを握り、ぐったりした運転手さんを起こそうと必死でした。

不思議と恐怖感はなく、冷静でした。運転手さんはアクセルを踏んでいない。前方は渋滞していない。後続車に事故を知らせるためにハザードランプを付けたい。追い抜いてゆく車に事故の通報をして欲しい。バスが止まるまで1㎞の間の出来事でした。

近藤さんが後ろの座席から前に来て、手でブレーキを押してくれた事は後で知りました。

冷静とはいえども必死だったのです。バスが止まったあとも運転手さんの救命に努め、他の乗客に呼びかけ協力して心臓マッサージを続けました。

残念ながら運転手さんは無くなりましたが、乗客は全員無傷で生還出来ました。

思い返せば一瞬の出来事でした。

今回、社会貢献支援財団から光栄にも表彰していただき心よりお礼申し上げます。

私の平凡な人生に誇らしい出来事です。

この喜びを忘れず、自分で出来る社会貢献を心がけたいと思います。

本当にありがとうございました。

小崎 緑

この度は、社会貢献表彰という大変にすばらしい場に出席させて頂き、本当にありがとうございました。正直これほどの式典が毎年行われていた事を初めて知り、驚きもありました。

私は今まで人命救助の話をニュースで見るたびに、皆さん死と隣り合わせでいながらの行動は私には絶対に出来ない事であって、そんな勇敢な人達に拍手を送っていました。

今回私は、同僚3人と旅行の帰りのバスでこの事故に遭遇しました。

私は運転手側の前列通路側、北川さんは窓側に座っていました。それまで安全走行していたバスが突然左のガードレールに接触し、そのまま右へ緩やかに蛇行し始めました。

運転手の姿は、私の場所から確認することは出来ませんでしたが、とっさにハンドルを取りに体が動いていました。北川さんは、運転手の心臓マッサージを行っていました。

走行中のバスの中、すぐ合流地点もあり周りの状況も見ながら、ハザードランプ、ブレーキを探していた時に最後列から近藤さんが来て、手でブレーキペダルを操作して緊急停車する事が出来ました。私達はお互い声を掛けながら行動した訳でもなく、気がつけば自然に自分の役割についていた感じでした。この事でかえって大惨事になっていたかもしれないと後で考えたら大変な事をしてしまったという思いもあります。

事故現場に別のバスが迎えに来て名古屋に着いた時は乗客31名全員何事も無かった様に解散しました。

あの状況で体がとっさに動くことを体験しました。娘からは、無茶はしないでと言われましたが。

改めましてすばらしい賞をありがとうございました。

近藤 潤哉

この度は、素晴らしい賞をいただきありがとうございます。

社会貢献支援財団さんのおもてなしには、感謝の気持ちでいっぱいです。

今でも受賞式を思い出し、嬉しさが込み上げてきます。

事故当時、冷静な判断ができたのは一番後ろの席に座っていて運転席の状況がわからなかったからだと思います。

北川さんたちの横にいたら、あたふたしていただけでしょうから…。

故笹川良一会長が戦犯とご家族、ハンセン病患者など弱者を救済された逸話に感銘した自分には今回の受賞は本当に嬉しかったです。

夢が叶いましたのでもう何もいりません。 ありがとうございました。