受賞者

平成25年度

社会貢献の功績

NPO法人 スマイルクラブ

(千葉県)

体育教師であった理事長が発達障がい児を持つ保護者から学校の体育の事業についていけないので運動を教えてほしいとの依頼に応え、千葉県柏市で1998年に運動教室を開始した。口コミで教室に通う子は増え、開催地域も県内のみならず他県に及んでいる。参加する子どもは障がい児だけでなく、その兄弟や運動が苦手な健常児もいる。2000年からNPOの認可をとり、幼稚園児や中高年向けの体操教室を開き、種目も拡げ、総会員数も増え総合型地域スポーツクラブに進化している。学生にボランティアでの参加促進してきたことで、ボランティアが研修生、スタッフへと育ち、小学校の体育授業のサポート事業も行っている。またアジアとの障がい者スポーツ指導者とのネットワークづくりも行っている。障がい者の領域、特に発達障がいの分野でのスポーツ活動を行なうNPOのパイオニア的存在である。

推薦者:茨城大学教育学部 勝本 真
NPO法人 スマイルクラブ 理事長 大浜 あつ子
理事長 大浜 あつ子
発達障害児の運動教室「運動が苦手な子の教室」でのリレー
発達障害児の運動教室
「運動が苦手な子の教室」でのリレー

この度は名誉ある賞をいただきまして、ありがとうございました!

思えば早いもので、NPO法人化してから13年経ちました。初めは公民館的な体育館へ発達障がいの子ども達が通って来て運動指導をしていましたが、口コミで人数が増えたので、あちらこちらの小学校の校長先生に頼み込んで学校開放を利用させていただき、教室を増やすことになっていきました。その際には、指導者も増やさなければといろいろな方に関わっていただきましたし、ボランティアの募集に大学の先生方にもご尽力いただきました。その結果、地域も柏市にとどまらず、松戸市・船橋市などへ広がり、さらに県を超えて水戸市・取手市・大阪狭山市・横浜市・熊本市で教室を開催することとなりました。教室種目も、バレーボール・バドミントン・バスケットボールのスポーツ教室や健康体操教室、幼児体操教室と広がって、現在600名を超える方が会員として参加してくれるまでになりました。

高齢者対象の健康体操(スマフィット)
高齢者対象の健康体操
(スマフィット)

初めに来たときには小学校1年生だった子どもが今では仕事をしながら、教室に通うようになっているというケースも多くあり、長いおつきあいをさせていただいています。

その会員の中から、小さい子ども達の指導をお手伝いしたいという申し出があり、数人がアシスタントスタッフとして関わってくれるようになっています。また、スポーツ教室や健康体操教室の方達の中からも、数人が「運動が苦手な子の教室」をお手伝いして下さっています。

このような背景もあって、当クラブの会員の皆さんは発達障がいということへの理解があると思っています。「バリアフリー」とは簡単にことばには出来ても、実際にふれ合わなければ本物の理解にはならないと感じているからです。

授賞式では、たくさんの素晴らしい活動をされている方達にもお会いできて、大変勉強をさせていただきました。また自分たちの活動を顧みることができて、これからの活動へますます意欲を燃やすことが出来ました。

現在の会員の方達をはじめ今まで携わっていただいた方達にもこの賞の喜びをお伝えしたいと思うとともに、この賞に恥じぬようスタッフ一同これからも頑張って行きたいと思っています。また、授賞式での日下会長が「日本人は遠慮深いので自分たちの活動を自慢しないが、もっと自慢していいと思う。」と言われたことばを胸に、少し自慢していこうかと思っています。

NPO法人スマイルクラブ  理事長 大浜 あつ子

  • 「苦手教室」での準備体操
    「苦手教室」での準備体操
  • 「苦手教室」での跳び箱
    「苦手教室」での跳び箱
  • 「苦手教室」のプールイベント(柏高校学生ボランティア)
    「苦手教室」のプールイベント(柏高校学生ボランティア)
  • 2006年中国北京体育大学でのアジア障害者スポーツ指導者ネットワーク
    2006年中国北京体育大学でのアジア障害者スポーツ指導者ネットワーク
  • バレーボール教室
    バレーボール教室
  • 柏市協働事業「学校体育授業サポート」で小学校の体育サポート
    柏市協働事業「学校体育授業サポート」で小学校の体育サポート