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受賞者紹介

平成23年度

社会貢献の功績

おかだ ひろかつ

岡田 博勝

(60歳/京都府木津川市)

平成13年から大阪市旭区の知的障害児施設に療育活動として日本太鼓の指導を開始。日本太鼓連盟の公認指導員の資格を取得。太鼓の音を怖がるような子どもたちが、繰り返しの練習と高い指導力で昇級試験を受けられるようになる。日本太鼓全国障害者大会にも出場、高い評価を得る。平成20年からは近隣府県で不登校や引きこもり、ニートの青少年らの自立を支援。太鼓指導を通じ、行動の改善を促すとともに、自己表現の拡充と可能性を広げている。

● 推薦者/財団法人 日本太鼓連盟 秋田 稔
岡田 博勝
和太鼓 鼓粋

このたびは社会貢献支援財団よりこのような賞を頂き、大変感謝しております。この受賞は、これまでの活動を支えてくれた家族、友人、メンバーの理解や、(財)日本太鼓連盟事務局や太鼓仲間やご支援下さった多くの皆様のお陰であると思っております。

これからも障害のある方や子どもたちに、和太鼓を通して健全なる育成をしていきたいと考えております。

和太鼓 鼓粋の子ども達
和太鼓 鼓粋の子ども達

2000年から知的障害児の生活施設で、和太鼓指導をするようになりました。当時は、太鼓が3台あるものの皮が破れるなどまともな物は無い状態で、施設の職員が和太鼓の指導をしていましたが、ただ単に叩いているといった感じでした。さらに練習が始まると、太鼓の音が怖いと言って走り回る女の子、話ばかりして此方の話を聞いてくれない子供など、小学部から高等部までの子供が15人もいました。

そうこうしているうちに太鼓が壊れて使い物にならなくなり、練習に支障をきたしてしまう事態になりました。そこで丸いダンボールで出来た物を貰って、太鼓がわりになんとか練習を続けていました。

しかし出演の時にはどうするか?太鼓が無い状態での出演はかなり難しいものがあります。

練習は丸いダンボールでできたニセ太鼓です。「先生!こんなん太鼓と違うやんか!」という子供たちの声を無視しながら練習をしていました。

子供たちに本物の太鼓を叩かせてやりたい。でも資金が無い。思い切って銀行に相談に行き、融資窓口で「あのー太鼓ローンはありますか?」と尋ねました。「はあー?太鼓ローンって何ですか?家のローンとか、マイカーローンならあるんですがね…。」

ぽらりすでの指導
ぽらりすでの指導

事情を説明しているうちに窓口の人も理解してくれ、早々に太鼓ローンなるものを申請してくれました。一週間で申請が降り、銀行からお金を借りることができました。銀行始まって以来の「太鼓ローン」です。太鼓店で、長胴太鼓3台、桶胴太鼓1台を購入できました。これで子供たちに本物の太鼓を叩かせてやれると、とても嬉かった反面、これから太鼓ローンを払っていく私としては、嫁さんに頭が上がりませんでした。

施設の子供達を(財)日本太鼓連盟の講習会に参加させていただき、認定級まで取得することが出来たり、全国障害者大会に出演したりしました。また、引きこもりの青少年達が集団生活をしているNPO団体から、和太鼓指導の依頼を受け奈良県の山奥まで出かけて行って指導をしたり、大阪府と和歌山県との県境にある知的障害者の施設にも定期的に指導をしたりしています。

現在は地元の子ども達の育成や大人の教室もしており、普段は大人と子供たちも一緒に練習や出演もしております。障害児の家族との練習の時には子ども達が中心に指導もしております。太鼓を通して様々な人や障害のある人たちが、共に過ごすことでかけがえのない経験をし、夢や希望を持ち光輝く人生を歩んでほしいと思っております。

  • 清光会 和太鼓 韻での指導
    清光会 和太鼓 韻での指導
  • 清光会 和太鼓 韻での指導
  • 自閉症親子の指導
    自閉症親子の指導
  • 砂川厚生センターのみなさん
    砂川厚生センターのみなさん

Hirokatsu Okada

(Age 60 / Kizugawa City, Kyoto Prefecture)
In 2001, at a facility for mentally handicapped children in Asahi-ku, Osaka, Mr. Okada began teaching Japanese taiko drums as a form of therapy for the children. From the Nippon Taiko Foundation he has obtained credentials as an authorized instructor. Even children who fear the sound of taiko drums become able, with repeated practice and capable instruction, to take the tests for promotion to higher rankings. They also take part in national taiko contests for the disabled and consistently receive high marks. Since 2008 Mr. Okada has also been helping youth in neighboring prefectures who are habitually truant or shut themselves off from society or are NEET (Not in Employment, Education or Training). Through taiko instruction he promotes improvement in their behavior and expands their abilities and possibilities of self-expression.
Nominator: Minoru Akita, Nippon Taiko Foundation