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受賞者紹介

平成23年度

社会貢献の功績

かたぎり しょうご

片桐 昭吾

(75歳/新潟県新潟市西区)
片桐 昭吾
かたぎり かずこ

片桐 和子

(74歳/新潟県新潟市西区)
片桐 和子

1998年にインドへのスタディーツアーに参加。ある駅で目にした数えきれないストリートチルドレンに衝撃を受けた。「見て見ぬ振りはできない」という思いを強く持ち、以来、夫妻でストリートチルドレンの支援活動を続けている。03年より現地のNGOと連携し同国東部ビシャカパトナム市郊外で、子どもたちの自立に向けた「子どもの憩いの村」(宿舎、台所・食堂、職業訓練所、農園、図書館、瞑想センター、診療所 36,422m2)を建設、09年には学校の建設も始まり、12年に開校予定している。昭吾氏は、定年後再就職先の警備会社からの給料をすべて、和子氏はバザー等により支援している。

● 推薦者/内田 正志

〜インド・家なき子らに命と希望を〜

インド「子どもの憩いの村」図書館の完成を祝って(2009年3月)
インド「子どもの憩いの村」図書館の完成を祝って
(2009年3月)

小学校教諭を定年退職した妻・和子は、翌日の1997年4月1日、ボランティア団体を設立し、海外支援と福祉活動を、気軽に活動していくつもりでしたが、翌年の12月、二人で参加したインド・スタディツアーが、運命を変えました。

深夜、オリッサ州の、とある駅に降り立ち、真っ暗な構内のあちこちに転がっている小さな固まりの1つに夫が躓き、それらが薄い布切れ1枚にくるまって寝ている幼い子どもたちと分かった時の驚きは、生涯忘れることができません。「見てしまった以上、放ってはおけない」と、私どもは、その後の人生を、インドのストリート・チルドレンの支援に捧げることにしたのです。

ツアーを案内してくれた現地NGOと共同で、家なき子どもたちの自立支援センター「子どもの憩いの村」建設・運営に本格的に取り組んだのは2003年1月からです。孤立無援の中での資金作りでした。夫は、警備会社に再就職し、妻は、バザーにコンサートにと東奔西走しました。その間には、夫の狭心症の治療、妻の脳梗塞、離れて暮らす娘が心を患い、引き取った幼い孫たちの養育等々、幾度か挫折の危機にさらされながらの苦難は、筆舌に尽くし難いものでした。が、少しずつ整っていく施設に、笑顔、笑顔の子どもたちを見て、「この子どもたちのために頑張ろう。」二人は、歯を食いしばって乗り越えました。

「夢を追い続けよ!」と、子らの前で熱く訓示(2009年3月)
「夢を追い続けよ!」と、子らの前で熱く訓示
(2009年3月)

そして、2009年3月、荒野だった36,422平方メートルの広大な敷地は、宿泊棟4棟、台所と200人が一緒に食べられる大食堂、職業訓練棟2棟、瞑想堂、音楽堂、診療所、図書館、菜園・花畑・バナナプラント・牛10頭に鶏200羽のいる農園、サッカーやバレーボールの出来るグラウンド、100m直線トラックもある、子どもたちの暮らしを丸ごと受け入れる「楽園」となって完成しました。

現在は、敷地内に、州認可の学校を建設中で、2012年3月の落成・開校を目前に控え、ポーチには大時計が設置され、マンゴーの大樹のシンボルツリーに白く映える、校舎の全貌が現れつつあります。「教育こそが、世界の平和と幸せを築く原点」という理念の実現を目指し、100年先をも見据えた私どもの願いは、今後、このエリアを日印青少年の交流と切磋琢磨の拠点とすることです。

さらに、今、400メートルトラックを有する、世界公認の大グラウンドの建設に向け、スタートを切ったところです。ここから、将来のオリンピック選手を育成することが、私どもの究極の「夢」であり、今回の栄えある賞を推進力として、今後、一層、活動に邁進する決意を新たにいたしました。

  • 大食堂で おいしい食事に笑顔はじける (2009年3月)
    大食堂で おいしい食事に笑顔はじける (2009年3月)
  • 新しい教室、机、椅子に目を輝かせる子どもたち(2011年8月)
    新しい教室、机、椅子に目を輝かせる子どもたち(2011年8月)
  • 新校舎ポーチの前に集まって記念撮影  (2011年8月)
    新校舎ポーチの前に集まって記念撮影 (2011年8月)

Shogo Katagiri

(Age 75 / Nishi-ku, Niigata City, Niigata Prefecture)

Kazuko Katagiri

(Age 74 / Nishi-ku, Niigata City, Niigata Prefecture)
In 1998 Mr. and Mrs. Katagiri participated in a study tour to India. At a train station they were shocked to see an almost countless number of street children, and they strongly felt that they couldn't ignore what they saw. Since then they have continued conducting activities that help street children. In 2003, in cooperation with a local NGO, they established – in a suburb of Vishapatnam, a city in the eastern part of the country – the Katagiri Centre, a children's village dedicated to promoting the independence of children. Its 36,422㎡ include a dormitory, kitchen, dining hall, work training center, farm, library, meditation center, and clinic. Construction of a school was begun in 2009. The school is expected to open in 2012. Shogo invests in the village his entire salary from the security company where he went to work following his compulsory retirement. Kazuko helps through running bazaars and other activities.
Nominator: Tadashi Uchida