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受賞者紹介

平成23年度

社会貢献の功績

とくていひえいりかつどうほうじん あかねぐるーぷ

特定非営利活動法人 あかねグループ

(宮城県仙台市若林区)

仙台市で昭和57年に主婦の社会参加を図る場として10名で発足し、29年にわたり活動をしている。老人介護の社会化と、ヘルパー制度を発足させ活動を開始。独居老人の食生活の偏りに気付き、配食活動へ移行した。会員89人とボランティア29名により一日230人程に昼と夜の配食をしている。
3月11日の東日本大震災により、グループの厨房も被害を受けたが、翌日には会員や利用者の安否を確認し、16日からは通常通り配食を行うなど、高齢者が住み慣れた地域で暮し続けられる地域づくりを目標に活動を続けている。

● 推薦者/公益財団法人 社会貢献支援財団
特定非営利活動法人 あかねグループ 代表 武田 美江子
代表 武田 美江子

あかねグループは、主婦たちの自己実現の場として、1982年仙台市若林区に発足した。

活動の基本は「いつまでも住み慣れた地域(在宅)で暮らし続けるための支え合い」である。そのために必要な配食事業、介護保険訪問介護事業、サポート(助け合い)活動、サロン(喫茶ルーム)活動、高齢者ふれあいサロン、そしてケアプランセンターの開設…と少しずつ活動の幅を広げ、一人をさまざまな角度からサポートできる体制を作ってきた。自分たちの得意分野を生かし、地域とつながりながら来年で30周年という息の長い活動を続けている。

活動のきっかけは、発足1周年に開催したシンポジウムで訴えられた「嫁の立場での老いの看取りの過酷さに衝撃を受けたことだった。老人介護を社会化したいと願い、独居高齢者宅に出向いてのヘルパー活動の中で次々と「なすべきこと」を発見した。

あかねグループの代名詞ともなっている「あかね弁当」は、高齢者への配食活動として1984年に始まった。ヘルパー先で見た「モヤシ一皿」の寂しい食卓風景に「せめてイモの煮っころがしとホウレンソウのゴマ和えを届けたい」と強く感じたのが原動力だった。鍋釜をかき集め、台所を改造し、試食を重ねて月2回17食からスタートした配食活動は、27年を経て年362日1日平均154食を届けるまでになった。

しかし食数が増えても「モヤシ一皿」の精神は生きている。バランスがよく低栄養に陥らない健康メニューは、高齢者が食べやすく飽きのこない家庭的な味わいを心がける。一日に作る弁当の約半数は健康状態や好みに合わせ食材の大きさ・硬さや味の濃淡を工夫したきめ細やかな個別対応弁当。旬の食材を生かし折々の行事や季節感を盛り込んだ献立、会員が自分の言葉で綴る「お便り」には、食事時の寂しさを癒し単調になりがちな暮らしを彩るようにという願いが込められ好評である。そして安否確認と声かけをしながらの配達にはカーボランティアとしてシニアの男性ボランティアも多く関わっており、地域の絆を結ぶ活動として定着している。

東日本大災が発生したその日にも「利用者さんが安の中で待っているかも」とお弁当を届けた。ライフラインが停止した時期にも、出来る限り工夫して訪問介護と配食は続けていた。今、復興への道のりの遠さを痛感しながらも、私たちの地道な活動をいつも通りに利用者さんへとお届けするこが、地域と共に成長してきたあかねグループの願いである。

  • ライフラインが止まった時、一斗缶に炭火を起こし、大鍋で煮炊きをしました。あかね事務所ガレージにて
    ライフラインが止まった時、一斗缶に炭火を起こし、大鍋で煮炊きをしました。あかね事務所ガレージにて
  • 利用者さんや道行く人へ豚汁をふるまいました
    利用者さんや道行く人へ豚汁をふるまいました

Akane Group

(Wakabayashi-ku, Sendai, Miyagi Prefecture)
In 1982, in Sendai, this NPO was started by 10 people as a place for promoting social participation by housewives. It has now continued to conduct its activities for 29 years. Seeking to establish elder-care as a socially provided service, it launched a helper system and began related activities. Noticing that the diets of seniors who live alone frequently lack balance, it switched its focus to delivering wholesome meals to seniors. Its 89 members and 29 volunteers now deliver lunch and dinner to about 230 people each day.
The Group's kitchen was damaged by the Great East Japan Earthquake of March 11, but on the following day the Group sought to confirm the safety of its members and users, and on March 16 it again began delivering meals as usual. In this and other ways, it has continued to conduct activities aimed at creating a city where seniors can continue to live.
Nominator: Foundation for Encouragement of Social Contribution