受賞者紹介

平成16年度 社会貢献者表彰

第三分野/特定分野の功績

ハッピーファミリー賞
きし えいじ

岸 英治

(昭29.4.14生 50歳/熊本県宇土市)
きし のぶこ

岸 信子

(昭30.5.24生 49歳)他10名
岸 英治
岸 英治
岸 信子
岸 信子
夫妻と7男3女12人家族の岸家では、家族のために必死に頑張る両親を子ども達全員がそれぞれ出来ることを積極的に手伝って支え、一家の非常時を家族全員の知恵と愛情とチームワークで乗り越えられた。
推薦者:社会貢献支援財団

受賞の言葉

岸 英治

結婚以来これまでいつも家族を第一にしてきたつもりです。
今回の受賞で、それが報われたようで、大変うれしく思っています。
10人の子供たちも、将来たくさんの子どもをもって、幸福な家庭を築いてほしいと願っています。
ありがとうございました。

岸 信子

思いがけない受賞に驚いています。
「ハッピーファミリー賞」というこのステキな名前に恥じないよう、これからも家族仲良く助け合って、明るく楽しく、笑顔いっぱいのハッピーでいられるよう努力したいと思います。
本当にありがとうございました。

岸さん一家は、下は 3歳から上は20歳まで、7男3女12人の大家族である。父親の英治さん(50歳)は、勤め先の会社が平成11年に倒産した後、朝は新聞配達、昼間は市長のドライバー、夜は時々魚屋でアルバイトをして家計を支えた。子供達は新聞の折り込みを全員で手伝う等出来る手伝いを積極的にした。母親の信子さん(49歳)は明朗で、独特の目配りで子供に寂しい思いをさせない。夫婦は結婚して満23年、記念日ごとの2人のデートが一番の楽しみという。経済的な苦労も明るく乗り越える知恵と愛情とチームワークが岸家にはある。岸家では親が10人の子に寄せる愛情や関心は常に10分の1ずつではない。それぞれの子供と向き合う時間を持つよう両親は常時心がけている。その一つが毎月ある"○○ちゃん(くん)の日"で、その日は○○ちゃん(くん)が父親か母親のどちらかを一人占めできる。普段は小さな子に母親を譲ってあげている上の子達も、毎月一度のこの日には母か父と2人きりで過ごせる。普段アルバイトや家事、育児のお手伝いをして両親を助けているお兄ちゃんお姉ちゃん達にもこの日だけは特別な日だ。岸家では、どんなに家計が大変でも節目の年には必ず家族揃って写真を撮る。大変な時を家族皆で乗り越えた記録が、もう随分と増えた。家族のために頑張り続ける父と母、その両親の頑張りを一番知っている子供達。岸家は全員で支えあっている。

〔他10名の名前・生年月日〕
英智(昭59. 6.30/20歳)/天童(昭60.10.17/19歳)/麗花(昭62. 3. 9/17歳)
愛実(平 1. 6. 6/15歳)/息吹(平 3. 7.19/13歳)/種恵(平 6. 6.13/10歳)
大我(平 8. 1.26/ 8歳)/日向(平 9.11.17/ 6歳)/一心(平11. 9.13/5歳)
不動(平13.11. 1/ 3歳)
「資料提供:熊本県民テレビ」