NPO法人 プチユナイテッドアスリートクラブ
理事長の荒木のぞみさんは、山形県警の警察官だった夫の荒木秀和さんの職務を通じたフットサルによる青少年健全育成活動に携わった際、貧困・虐待・家庭不調・障がいなどの格差によって、居場所がない子どもたちが多いことがわかった。17年前は、そうした子どもたちが安心して過ごせる居場所はなく、学校側も関知しない時代だった。そんな中、当時中学生だった荒木さんの長女が、行き場がなく商業施設にたむろしている同級生などを官舎の自宅に連れてきたことを契機に、子どもたちの成長を心配したのぞみさんが、お腹一杯のご飯と入浴や就寝をさせた上で、子どもたちの話を聞き相談にのるなどしたことから、子どもたちの間で「荒木家」に行くと、ご飯が食べられて楽しいと広まり、関わる子どもたちが増え、荒木家は衣食住を共にする「子どもの居場所」になった。2015年にNPO法人化し、通所や訪問サポートの「フリースクールあにまる」、若者世代への伴走型サポート「あにまるplus+」、こども若者シェルターと事情のある家庭への配食拠点「セカンドハウスあっP」、障がい者支援事業のほか、スポーツを通じて健全育成を目指したフットサル活動などに取り組んでいる。これまで利用した200名以上の子どもが進学や就労しています。荒木家総出の運営で、食や精神面はのぞみさん、長女・次女は福祉部門、運動部門を秀和さんが担当し、子どもたちが本来手にするべき安心安全な家庭的伴走型サポートを隙間なく行っています。
この度は、栄誉ある賞を賜りまして、誠にありがとうございました。
このように受賞させていただけたことで、これまでの活動が報われたように感じ本当に感慨深いものがありました。
当法人はフットサルのクラブチームを母体とし、学校に行けない、行かないこどもたちのためのフリースクール事業などを行っています。
また発達障害、貧困、虐待など様々な事情を抱えたこどもたちの支援活動を行っています。
この事業をはじめたきっかけは、私が子育てをしていた頃に出会ったこどもたちにあります。
義務教育世代のこどもたちが深夜帯になるまで商業施設に集まり非行といわれるような行動を繰り返していました。それを見た私にはこの時間帯にこどもが当たり前のようにこういった場所にいることに強い違和感と疑問がありました。
そのこどもたちに声をかけ、話を聞いてみると「自宅に帰ってもどうせ誰もいない」「学校にも行っていない」「食事もない」など保護者からも学校からも見放されたような、時にネグレクトとも思われるようなこどもたちと出会いました。
同じ世代のこどもを育てていた私は、そのこどもたちを放って置くことができず、私の自宅に連れて帰り、保護者の了解を得てしばらくこどもたちを預かり衣食住を共にし、母親として向き合いました。
日々の生活で必要な事、社会で生きるためにはルールがあることを毎日一緒に過ごすことでこどもたちに伝え続けました。
こどもたちや保護者の方たちと話していくうちに、皆懸命にもがいていることに気づきました。しかし自分たちだけではどうにも変えられない現状があり、立ち止まってしまっていると思いました。
発達障害、不登校、核家族化の増加や、貧困、現代社会のコンプライアンスの問題で孤立した子育てを強いられている家庭があることが分かりました。
私の活動がこどもたちの間で広まり、気づけばこどもたちは十数人にもなり、私は法人を設立し本格的に学校や社会に馴染めないこどもたちの居場所つくり、孤立してしまった子育ての中にいる保護者に寄り添う本事業を始めました。
便利になったはずのこの社会において、生きづらさを感じ孤独に包まれ「負の環境」から脱却できないこどもたちや保護者がいる。
それならば当法人は「わらい」という明るい力で寄り添い「体温を感じられる距離感で」サポートし、明るい未来へのお手伝いを精一杯行っていきたいと思っております。
この度は本当にありがとうございました。
理事長 荒木 のぞみ
















