子ども達の笑顔に包まれて40周年の記念式典を終え、その嬉しさの余韻が残っている中、今回の受賞の連絡をいただき関係者一同喜びに堪えません。

発足当時の40年余り前、学校週休２制に向かう時期でした。障害児を持つ家族への支援や仕組みが充実していない中、休日や余暇時間が増えても障害を持った子ども達は家で過ごすことが多くなることを想定し、少しでも体を動かすことができる機会を作ろうと保護者の熱い想いで発足した「のびのびスポーツクラブ」。 当初は「池田市障害児（者）親子体操教室」という名称で、いろいろな人とふれあいながら親子で楽しく体を動かし「子ども同士・保護者同士のつながりを大切に」をモットーに自主運営を基盤に始まりました。活動拠点も、小学校の体育館から、市の支援をいただて「総合スポーツセンター」に移り、安定した活動を続けることができました。現在は、会員の年齢幅も大きくなり「就学前・小学生」と「中学生以上」の2つのグループに分かれて実施しています。

「おはようございます！」笑顔いっぱいの子ども達の元気な声で始まり「またね！」爽やかな表情でのハイタッチで締めくくる光景は40年の歳月が流れた今も変わりなく続いています。音楽に合わせ歩いたり走ったり・手具や用具を使った運動・平均台を使ったサーキット・リズムダンス・ミニスポーティゲーム等「みんなで運動する楽しさ」を共有しながら、運動を通して発達支援（自主性・社会性・コミュニケーション力等）に繋がるいろいろな力を培っています。「やった」「できた」と言って喜ぶ子ども達の「素敵な笑顔」に支えられ「継続は力なり」の言葉をかみしめ活動を続けています。

この間、学校での支援教育の在り方や福祉施策も随分と変容し、障害者理解も進み「子育てサポート」や「自立支援」等の取り組みも多角的に展開され、様々な「支援システムの充実」が始まっています。子ども達も運動だけでなく余暇時間を個々の興味や関心のあるサークル活動等に積極的に参加する基盤ができ始めています。また、発足当時から家族ぐるみの活動として「登山」「スキー」「ボーリング」「ハイキング」「地域イベント」等、なかなか家族だけで行くのが難しかった旅行やイベントも積極的に企画し、現在も子ども達の「楽しみな活動」として継続しています。

指導スタッフも教員・ボランティア・学生等と広がり、子ども達とふれあいながら「支援の在り方」を学び、教育や福祉関係の道に歩む方もあり、人材育成の場にもなっているようです。

子ども達の運動は勿論のこと「子育て相談や情報交換（座談会）」も気軽に行なわれ、人と人が繋がる居場所として「あったか時間・あったか空間・あったか言葉」を大切にしています。　

今回の受賞を次へのステップとし、これからも「こどもファースト」をモットーにみんなの力で継続発展させていきたいと思っています。

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  2022年12月24日　40周年記念式典　クリスマス会　集合写真
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  2019年1月26日　雪遊びツアー　若杉高原おおやスキー場
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  2021年11月24日　秋のハイキングイベント　池田市五月山秀望台
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  2023年3月11日　40周年記念イベント「生きてるミュージアム」ニフレル見学　千里万博公園　EXPOCITY
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  10周年から5年毎に記念式典を行ってきました。2022年に40周年を迎えることが出来ました。
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  20周年記念式典の様子　ヨサコイチームの皆さんと一緒に踊りました
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  設立当初より行っている平均台やトンネルを使ったサーキット‼
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  子どももおとなもみんなで行うバルーン！　ダイナミックに動かします