受賞者紹介

第52回 社会貢献者表彰
いっぱんしゃだんほうじん やまがたばりあふりーかんこうつあー

一般社団法人 山形バリアフリー観光ツアー

(山形県)
一般社団法人 山形バリアフリー観光ツアー

加藤健一さんは21歳で筋ジストロフィーを患い、32歳で自力歩行が困難になり車椅子生活を送るようになった。そして障害者の社会生活にいかに多くの制約があるかを実感した。
健常者であった経験と障害者としての経験両方の視点を社会に活かして、障害者をもっと理解してもらうための環境づくりをしたいと考えるようになり、2014年に有志を募りボランティア団体「Gratitude」を結成した。障害者等用駐車場の塗装作業(ブルーペイント大作戦)や、バリアフリー交流会などを通じて、障害者の外出促進と健常者・障害者間のコミュニケーションの活性化を目指して、意欲的に活動を行っている。この活動から障害の有無にかかわらず、誰もが不自由なく好きなところへ行けて、好きなことができる「観光支援」をするべく設立したのが「一般社団法人山形バリアフリー観光ツアーセンター」。障害者への対応可能な設備が整った場所を探して、行ける場所へ出かけていくのではなく、行きたい場所に行き、やりたいことに挑戦してもらう機会を作りたい。そのためには何が必要で、どのような環境を整える必要があるのかを考えることが活動の目的。バリアフリーの情報発信、提供事業研修会、講演会、擬似体験会の開催、高齢者及び障害者への旅行支援、各種旅行、イベント等の企画運営事業、福祉器具、介護用品などの販売やレンタル、車いすでも履きやすいフライングジーンズの開発、バリアフリーコンサルタント等を行っている。
2015年には、加藤さん自らが車椅子で県内初のパラグライダータンデムフライトに挑戦し成功。2016年には日本で唯一、車椅子によるパラグライダーフライトができる施設を誕生させ、国内外からフライト体験希望者を受け入れている。

この度の社会貢献者表彰式典に際しまして、大変名誉ある賞をいただき、誠にありがとうございました。このような名誉ある賞を受賞することができましたことは、これまで共に活動してきたメンバーにとっても大変嬉しく、これからの活動の励みになります。心より感謝御礼申し上げます。

僕は今、筋ジストロフィーという難病と闘いながら現在は車椅子生活を送っています。生活する中で不自由な所はたくさんありますが、諦めなければたくさんの夢が叶う事を多くの方に伝えながら、車椅子生活を送る中で自らの経験を現代の社会に生かそうと、様々な挑戦を行なっています。

2014年に、心のバリアフリー化を通して「誰もが住みよい街」を作るため、ボランティア団体「Gratitude」を結成し、障害者等用の駐車場の塗装作業『ブルーペイント大作戦』やバリアフリー交流会、講演会や研修会を行なって来ました。

さらに活動を通して障害の有無に関わらず、誰もが気兼ねなく外出できる環境を整えたいという思いから2016年4月、一般社団法人 山形バリアフリー観光ツアーセンターを設立。全国から障害者や高齢者の旅行のサポートを行い、県内のバリアフリー観光を推進しています。また、日本で唯一車椅子によるパラグライダーのフライトができる環境を整備し、全世界から来県される方々の「空飛ぶ夢」を叶えています。そして今年世界でも前例のない事を成し遂げました。それは、筋ジス患者として世界初となる車椅子でのパラグライダーソロフライトです。

また、2018年2月には、株式会社 夢源を設立し、就労継続支援B型事業所LUNAを運営、

障害者の就労継続支援として、日本で唯一となる車の洗車やオイル交換などの軽整備を中心とした作業提供を行うなど、一人一人が可能性を発揮でき、一般就労に結びつけることを目的とした就労支援を提供しています。

さらに現在は、東京大学先端研と南陽市と連携するSky Village企画運営、バリアフリーを実現する地域振興フェスSky Festivalなど様々なプロジェクトを進めています。活動を通し子供達に夢と希望を届けながら、これからも『ひとりのハートが世界を変えられる』の理念の元、様々なことに挑戦を続け、障害の有無に関わらず、誰もが住みよいインクルーシブな社会を目指し活動を続けてまいります。

この度は誠にありがとうございました。

代表理事 加藤 健一

  • 車イスでのパラグライダーフライト体験
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  • ブルーペイント活動
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  • 講演活動
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