受賞者紹介

第52回 社会貢献者表彰
ぱそぼらさーくるにじ

パソボラさーくる虹

(福岡県)
パソボラさーくる虹 代表 藤川 敦志
代表 藤川 敦志

「パソコンの指導を通じて、視覚障がい者のバリアフリーを支援するとともに、社会参加と自立の促進に寄与することを目的にしたボランティアサークル」で、1998年に発足した任意団体。
キャッチフレーズは「あなたのカをだれかのために、小さな勇気が大きなカに」。
2019年4月現在、200名近いユーザー(視覚障がい者)と50名を超えるサポーター(晴眼者のボランティア)会員によって運営されている。
活動内容は、毎月第二日曜日の午前と午後の2回に分けて、福岡市市民福祉プラザ内の研修室・ボランティアルームで、視覚障がい者のパソコン・スマートフォンの利用、操作方法について学習をしている。
指導は主に、スキルアップしたユーザーが担当し、サポーターが補助するのが本会の特徴。
自宅の音声パソコンのセットアップやソフトのインストール、パソコンのトラブルで助けが必要なときは、その分野を得意とするユーザーやサポーターが、1回2時間をめどに、訪問サポートで対応している。
その他、会員同士の交流として、メーリングリストの運営、忘年会やハイキングの開催などを通じて、視覚障がい者の社会参加と自立の支援を実践している。

この度、社会貢献者表彰という大変名誉ある賞をいただきましたこと、深く感謝申し上げます。

懇親会で受賞者の皆様のお話をうかがい、驚きと感動を覚えました。こんなすばらしい方々の中に私たちも選んでいただいたのだと、とても嬉しく、誇らしく感じました。

安倍昭恵会長から表彰状をいただいた時、ずっしりとした重みとともに、あらためてこの賞の重みを覚えさせられました。

パソボラさーくる虹は、パソコンの指導を通じて、視覚障がい者のバリアフリーを支援するとともに、社会参加と自立の促進に寄与することを目的に活動を続けてまいりました。

1998年10月、福岡市の空に虹がかかった日に、パソボラさーくる虹は誕生しました。カタカナ・ひらかな・漢字を組み合わせた団体名は、パソコンを使って文字入力を練習するための課題にもなります。

以来、創立者の塚原幸雄氏と、その遺志を受け継ぐ人たちによって活動は継続され、2018年には創立20周年を迎えました。2019年7月現在、会員数は260名を越えています。そのうち210名が視覚に障害を持つユーザー会員、50名が晴眼者のサポーター会員です。

活動の中心は、毎月第2日曜日に開催される研修会です。キーボードの配列からメールの送受信、ネット検索、Excelの操作、スマートフォンの活用など、四つの部屋に分かれ、10台以上のノートパソコンを用いて行なわれる研修会には、午前・午後合わせて約70名が参加します。

指導は視覚障害者のベテランユーザーが中心となって行ない、視力のあるサポーターがバックアップにあたります。本会でパソコンの使い方を学び、スキルアップしたユーザーが新入会ユーザーの指導に当たるのが本会の特徴です。

目が見えなくても、見えなくなっても、パソコンやスマートフォンを使うことができる。メールをやり取りできる、書類を作成して印刷することができる、ニュースを読んだり、ショッピングを楽しんだり、音楽を聴いたりすることができる。その嬉しさ、その感動を伝えるには、視覚障害者本人による指導が最も望ましいと考えています。

この度の受賞を胸に刻み、目が見えなくてもIT機器が使えることが当たり前になる日まで、活動を続けてまいります。

今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。

代表 藤川 敦志

  • 総会風景 資料はメールで配信メモは録音でスマートフォン入力
    総会風景 資料はメールで配信メモは録音でスマートフォン入力
  • 研修会風景
    研修会風景
  • 研修会風景
    研修会風景
  • 年に1回の忘年会
    年に1回の忘年会
  • 春のハイキング
    春のハイキング