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会長安倍昭恵の受賞者訪問記

2019年1月 里親たちと一緒に福岡「SOS子どもの村」を訪問

さまざまな事情で親の元で暮らせない子どもたち

「里親」「里子」。
言葉だけはみなさんご存知だと思います。

里親というと、養子縁組を前提としたものは想像しやすいと思いますが、日本では、ある時期になるまで子どもを一時的に預かって育てる「養育里親」というのが一般的なのです。(→ ウィキペディア「里親」

さて今回、会長安倍は、福岡県西区今津にある「SOS子どもの村JAPAN」(第47回社会貢献者表彰受賞)が運営するファミリーホームを、「養育里親」としての活動で社会貢献者表彰を受賞された方たちと共に訪問いたしました。

まずはこちらの動画を一度ご覧になってください。
第47回の社会貢献者表彰式典で上映された受賞者紹介動画です)

このように、今回訪問するSOS子どもの村JAPANは、里親の家庭内で子どもたちを養育するのではなく、同じ敷地内に建てられた5棟の戸建ての家で、「育親」と呼ばれる里親さんが数名の子どもたちを養育するという方法でこの問題に取り組んでいます。

受賞者である養育里親の方々と

今回は、これまでの受賞者である里親の方々にもお声掛けし、お忙しい中時間を割いていただいて、会長安倍と一緒に福岡の地を訪れました。

訪問前日の夕食会では、里親さん同士の闊達な意見交換、情報交換がなされ、またご一緒した里親さんから巣立っていった現在九州在住の里子さんも交えて、意義深い交流が計られました。

今回ご参加いただいたのは、牧野博子さん(大阪府里親会リーダー:第51回受賞者)、畠山由美さん(認定NPO法人だいじょうぶ代表:第50回受賞者)、坂本洋子さん(里親広場ホイップ:第50回受賞者)ほかの方々。

子どもたちの置かれた環境・状況はさまざまなうえ、実は里親制度は都道府県によってその内容が違うそうです。各地の里親による情報交換・情報共有が大事であることが、実際に里親をされている方のお話から感じることができました。

SOS子どもの村 福岡を訪問

SOS子どもの村・大庭村長からの説明

有意義な時間を過ごせた夕食会の翌日は、いよいよ福岡市内にあるSOS子どもの村の施設へ。

子どもの村の森事務局長、坂本雅子理事、大谷理事、大庭村長と、「育親」と呼ばれる子どもの村の里親さんにお集まりいただきました。

子どもの村の大庭村長からスライドを用いて施設の説明を受け、そのあとみんなで積極的に意見交換。ここでもそれぞれの体験に基づいた貴重なお話が聞けて、会長安倍をはじめ里親の皆さんも子ども村の方々も、お互い頷いてみたり、メモを取ったり。

子どもの村の「育親」の方々はそれぞれ単身者なのですが、センターハウスにはスタッフが常駐していて、いつでも相談に乗ってくれます。当然他の育親さんもすぐ近くにいますから、一人で思い悩む心配もありません。

このように、実際の家庭の中で里子を預かるのではなく、「子どもの村」の中で子どもたちを育てていくのがこの施設の特徴で、地域の人たちも一緒になって子どもたちの成長を見守ってくれています。

訪問を終えて

十分な愛情を受ける事なく、また信頼できる大人にも出会えなかった子どもは、将来親になった時に愛情の注ぎ方がわからず、悲劇が繰り返されてしまうことがあると言います。
里親制度は、その負の連鎖を断ち切るためにもとても大切な制度です。

「SOS子どもの村JAPAN」は、このような問題解決のためにファミリーホームという形で取り組んでます。もちろん完璧なものができあがったわけではなく、問題点、改善点もまだまだたくさんあることでしょう。

そんな中、子どもの村のスタッフや育親の方々、ご参加いただいた里親のみなさんに、「いい情報交換ができた」「全国的なネットワークが作れた」と言っていただけたことはとても嬉しく思います。

社会貢献者表彰は、それまでのご功績を労い感謝の意として表彰しておりますが、多くの活動においては、表彰されたからといってその問題が解決するわけではありません。これからも皆さんの活動は続いていくわけです。

表彰だけにとどまらず、今回のような情報交換やネットワーク作りなど、受賞者の方々の活動の一助になるような取り組みを今後も継続していきたいと考えています。

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