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受賞者紹介

平成22年度

人命救助の功績

いのうえ さだよし

井上 定義

(63歳/山口県岩国市)

平成22年2月24日午前7時30分頃、自宅近くの木造2階建住宅から煙が上がっているのに気付き現場に駆け付け、黒い煙が充満し炎が上がっている建物内に入り、 老女を屋外へ救出し、再び建物内へ入り燃えている石油ストーブを家の外に引き出し、延焼中の台所に水をかけて消火した。

● 推薦者/全国消防長会 会長 新井 雄治
救出現場の前にて

平成22年2月24日午前7時30分頃、自宅近くでスクールガードをしていると、200m先の建物の玄関付近から白煙が出ているのが見えました。

火災かと思い、すぐに走って現場に駆けつけました。

玄関から中を覗くと、黒煙が充満していて、ガスのような臭いもしていました。家屋の中から女性(87歳)の声で「火がついた、火がついた」という声が聞こえてきました。

黒煙の下をくぐって中に入ると、女性が煙の中で、台所マットをもって座り込んでいました。

すぐに女性を屋外へ避難させ、通りがかりの協力者に任せました。そして自転車で通りかかった人から、消防に通報したとの知らせを受けました。私は、何とか消火できないかと思い再び建物内に入りました。煙の中をよく見ると、奥にドアを発見しました。

一旦外に出て建物の裏に回ると勝手口があり、そこから中に入ると前方2m位の所で石油ストーブがまっ赤に燃え上がっているのが見えました。女性の持っていた台所マットをストーブの上からかけて、外に放り出しました。そして台所の床が燃えていたので、流し台から釜で水をくんで消火をしました。

最後に、屋外のストーブも協力者と一緒に消火しました。

無我夢中で女性を助け消火しましたが、煙を吸い込んだせいか職場に行っても一日中喉が痛み、頭がクラクラし、火災の恐ろしさを実感しました。早い発見と通りがかりの協力で、大きな火災にならず安心しました。

後日、女性とその方の長男がお礼の挨拶に来られ、無事で良かったと心から思いました。

火災の発生した住宅
スクールガード中

Sadayoshi Inoue

(Age 63/Iwakuni, Yamaguchi Prefecture)
On February 24, 2010 at about 7:30 in the morning, Mr. Inoue noticed smoke rising from a two-storey wooden dwelling near his own house. Running to the house that was engulfed in black smoke and in flames, he went inside and rescued an elderly woman from the house. Going inside once more, he dragged out a burning oil stove and proceeded to extinguish a fire that was still burning in the kitchen.
Recommended by Mr. Takeji Arai, Chairman, Fire Chief's Association of Japan