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受賞者紹介

平成14年度   第二部門(多年にわたる功労・日本財団賞)
とくなが みずこ
徳永 瑞子
(昭23. 1.25生)東京都北区/中央アフリカ

功 績 内 容
 医師の徳永さんは、1971年から数次に渡りアフリカで医療活動を続け、NGO「アフリカ友の会」を組織したのち、1993年に中央アフリカ共和国の首都バンギに「ブエラブ保健センター」を開設。HIV(AIDS)感染者の治療と生活支援、感染予防のため、献身的な努力を続けている。



徳永 瑞子 さん 徳永瑞子博士は国立東京第2病院勤務の後、1971年から8年間ザイール共和国で医療活動に従事され、また愛育病院、聖母病院勤務を経て、1985年にはエチオピアの干魃被災民の救援活動に参加されるなど、アフリカの人々に対する支援活動に積極的に従事してこられた。1991(平成3)年、アフリカのHIV(AIDS)感染者の治療と生活支援、感染予防のためNGO「アフリカ友の会」を組織し、1993年には中央アフリカ共和国首都バンギ市内に「ブエラブ保健センター」を開設した。近年のアフリカ大陸ではHIVによる死者は毎年240万人に上り、中央アフリカ共和国のHIV感染率は、1993年の6%から現在は15~20%にまで上昇し、国家の存続を揺るがす問題となりつつある。
 中央アフリカでは、貧困のために今日を生きるのが精一杯という人が多い。一日一食も満足に食べられないために体力が落ち、免疫力も弱まる。従って、HIVに感染した女性たちが売春をせず生きていけるよう生活を支援することは、倫理的な問題だけでなく、感染予防のためにも重要となる。徳永さんは、感染者が現金収入を得られるように洋裁教室を開き、出来た製品を輸出するようにした。また主食となるキャッサバを売らせるなど工夫をこらした。一方、HIV予防の教育に力を注ぎ、保健指導員を教育・育成し、彼らに戸別訪問をさせ啓蒙教育にあたらせている。
 HIVは慢性疾患のため、徳永さんの診療所を訪れる患者との関わりは長期化する。一人一人の患者を親身に世話をし、時には金銭的な支援まで行うなど、HIV患者をはじめ、栄養失調児、生活困窮者への診療と支援を続ける徳永さんの姿は、周囲の信頼と尊敬を集めている。
(推薦者 社会貢献支援財団 事務局)