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受賞者紹介

平成14年度  第一部門(緊急時の功績・日本財団賞)
うの まさたか
故.宇野 政孝
(享年52)石川県能美郡寺井町

功 績 内 容
 平成13年7月7日、石川県加賀市で、高波にのまれた小学生1名と救出に向かった引率教諭とが沖に流された。釣りに来ていた宇野さんは、海に飛び込んで救出に向かったが、高波と潮流に遮られた。生徒と教諭はその後、漁船に救助されたが、宇野さんは帰らぬ人となった。



故.宇野 政孝 さん 平成13年7月7日午後3時15分頃、石川県加賀市伊切町の新堀川河口付近において小学校教諭2名が引率した小学生5名が波うち際で遊んでいたところ、そのうちの生徒1名が突然高波にのみ込まれた。
 溺れた生徒の声に気付いた教諭は、丸木を抱えて防波堤の先端から飛びこみ救助に向かったが、折からの高波と強い引き潮のため二人は沖合へと流され、もう1名の教諭が付近の釣り人等に「生徒が溺れたので助けてくれ」と叫び、消防へ救急を要請した。
 宇野さんは高波のため釣りをあきらめて海岸の駐車場で釣り仲間とともに雑談していたが、教諭の助けを求める声に気づいた。波の高さや強い潮流のため、危険な状況であることを察知した仲間が制止したが、それを振り切り、宇野さんは衣類を脱ぎ捨てて海へ飛び込み、防波堤の先端から約50メートル付近を漂流していた二人に泳ぎ着いた。「大丈夫か。岸に向かって泳ぐぞ」と励ましながら片手で丸木を引き、懸命に岸辺へ向けて泳いだ。しかし高波と潮流に遮られ、宇野さんの姿はやがて見えなくなった。
 まもなく生徒と教諭は漁船に救助されたが、不運にも力尽きた宇野さんはその後、遺体となって発見された。
報道記事
(推薦者 (財)警察協会)