受賞者紹介

第55回 社会貢献者表彰
えぬぴーおーかつどうほうじん るわんだのきょういくをかんがえるかい

NPO法人 ルワンダの教育を考える会

(福島県)
NPO法人 ルワンダの教育を考える会 永遠瑠ルーシー
永遠瑠ルーシー

戦争で傷ついたルワンダの子どもたちのために平等な教育、民族・宗教・思想にとらわれることなく、生きていくことができるような教育を支援するために1999年に発足。理事長の永遠瑠(トワリ)マリールイズさんは、1993年JICAのカウンターパート制度により福島市で洋裁の研修を受け、翌年ルワンダに帰国した。その2ヶ月後、ルワンダで民族紛争による内戦に遭遇。命からがら隣国のコンゴ国境近くの難民キャンプに逃れた。絶望的な状況の中、難民キャンプ内で日本人医師の医療通訳の仕事を得ることができ、その活躍と人脈、福島の方々の尽力で家族と共に再来日する。2001年、首都キガリにウムチョムィーザ学園(幼稚園、小学校)を設立。2教室60名から始めて、少しずつ教室を増やし現在245名の生徒を受入れて、197名の卒業生を送り出している。給食室、図書室も開設。健康診断も行う。
地方の最貧地域のミヨベ地区の子どもたちへ食事の支援、親たちの自立のための職業訓練等の活動も行っている。

推薦者:NPO法人 ANT-Hiroshima

この度は、NPO法人ルワンダの教育を考える会に歴史ある賞を頂戴したことに、大変栄誉を感じております。ルワンダの子ども達へ長い間、日本国内・海外からの温かいご支援があったからこそ、私たちの団体は活動できております。誠に感謝申し上げます。

NPO法人ルワンダの教育を考える会は、設立20周年を本年迎えました。ルワンダにて特に学校に通い教育を受けることのできない子ども達に対して教育を通して、将来を担う子ども達に教育の大切さ・尊さを伝える活動に取り組んでまいりました。

この法人は、1994年にルワンダでおきたジェノサイド(内戦)で心身共に傷ついたルワンダの子供達に対して、教育の機会を与え、民俗や宗教政治思想にとらわれることなく、その人らしく生きていくための様々な教育支援に関する事業を行い、ルワンダの平和に寄与する事を目的としています。戦争によって失ったものを悲しむのではなく、二度と同じことを起こさない世の中をつくるためには子ども達への教育が平和へのカギとなるという思いから日本国内の各地で内戦の体験を伝える講演会や異文化交流の機会を広げてきました。

2001年1月。学園2教室60名教師4名で仮開校をし、同年9月に生徒95名をむかえ正式開校しました。トラック1台に福島市内にある小学校からの廃棄予定だった机いす50組の寄贈をいただきました。路上に物乞いをしていた貧しい子どもも、裕福な家庭からきている子どもも同じ教室で机いすを並べて学ぶことができる学園であり、子ども達だけではなく、大人のための自立支援も視野に入れた活動を続けています。

現在まで、多くの方々のご協力によって、校舎は15教室、2004年、日本からスクールバスを送り、2011年に図書室、2015年:3月に給食室、同年9月には保健室を設け、健康診断を開始しました。2008年1月には初めての小学校卒業生18名全員が各地の中学校に入学することができました。現在(2020年3月)幼稚園・小学校合わせて、247名の生徒たちが学園で学んでいます。

今年で当会設立20周年を迎え今まで支えていただいた皆様に感謝の気持ちを表すイベント等を国内とルワンダ現地から企画する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、学校の閉鎖などがあり、学園の存続の危機に見舞われました。しかし、コロナ緊急募金を募り支援者の皆様からご寄付をいただき11月より再開し、また元気に通う子ども達と交わることができました。変わりゆく日々の中で、多くの困難に直面しながらも、このような活動を行い、支えてくださっている多くの方々と得た意味のある受賞であること、当団体の設立20周年の節目でもあり、嬉しく思うと共に、さらに邁進できればと思います。

永遠瑠ルーシー

  • 給食支援で学校給食を食べる子どもたち
    給食支援で学校給食を食べる子どもたち
  • 教室で学ぶ子どもたち
    教室で学ぶ子どもたち
  • 健康診断の様子
    健康診断の様子
  • 健康診断の様子
    健康診断の様子
  • 笑顔の子どもたち
    笑顔の子どもたち
  • 朝のお遊戯会中の幼稚園児たち
    朝のお遊戯会中の幼稚園児たち
受賞者とみなさまをつなぐプラットフォームプロジェクト「ひとしずく」