受賞者紹介

第53回 社会貢献者表彰
さとう おさむ

佐藤 修

(大阪府)
佐藤 修

1970年に大阪府立堺ろう学校へ高等部教員として就任以来、聴覚障がい者、聴覚との重複障がい者、高齢聴覚障がい者が生涯を通じて安心して暮らせるための環境づくりを目標に尽力してきた。
学校卒業後の進路としての共同作業所「もず共同作業所」や通所施設、家族と離れても安心して生活できる生活施設「なかまの里」、老後の安心のための特別養護老人ホーム「あすくの里」など、その全ての施設の土地探しから、資金調達、地域住民への説明や、建設、職員確保、地域とのコミュニケーションなど全てに関わり1つ1つ歩を進めてきた。またチャリティコンサートや障がい者とのアイラブフレンズマラソン大会など、多くのイベントを企画し、企業にも働きかけて資金調達に奔走するなど、さまざまな課題の解決もしてきた。 自身も手話を身につけ、ろうあ者と同じ目線で35年以上に亘って取り組んできた姿に、ろうあ者関係者から信頼され、様々な方面から助言を求められる存在となっている。今後も大阪5ブロック全てに参加通所型施設を作り、ろうの方々が、身近なコミュニティの中で集まり、一緒に生活したり仕事ができる環境づくりを目指している。

推薦者:全国ろうあヘルパー連絡協議会

この度は、社会貢献者表彰の栄えある受賞に授かり、ご推薦とご選考をいただいた方々をはじめ、これまでの活動を支えて戴きました皆様にあらためて感謝申し上げます。ありがとうございます。

受賞式に出席しまして、虐待児童、貧困児童、難病、不登校児、自殺防止など国内外様々な分野で社会貢献されている方々の活動を知り、大変感銘を受けました。

私は、聴覚障害者の方が安心して利用できる社会的資源が非常に少ない中、聴覚障害者、とりわけ 聴覚障害のほかに知的障害、精神障害、視覚障害を二重、三重に合わせ持つ方々の就労支援、生活支援、自立支援を行うため、障害者支援施設「なかまの里」(定員60名 1996年開所)、障害者福祉サービス事業「あいらぶ工房」(定員40名 2007年開所)、北摂聴覚障害者センターほくほく(定員20名 2015年開所)を実現してきました。さらに、聴覚障害者が高齢になったとき手話で介護が受けられる特別養護老人ホーム(定員80名 2005年開所)、デイサービス(定員20名)、ショートステイ(定員20名)、ケアプランセンターを、聴覚障害者、手話関係者、聾学校(今は聴覚支援学校)の父母と教職員の方々と共につくって参りました。

手話をはじめとするコミュニケーションの共有と保障、そして同じ聴覚障害者のなかまの集団が生きる力を育んでおります。

今回の受賞は、今までの活動を評価していただいたことに大変喜んでおります。多くの仲間の代表として受賞させていただきました。

聾学校高等部の教員から福祉の仕事に変わって、26年目になります。福祉の仕事のほうが長くなりました。

今回の受賞の推薦が、施設づくりに共に頑張って来ました聴覚障害者の方々からであることが喜びをいっそう大きくしております。

2020年4月には、新たに就労支援施設(定員45名)を開所する予定でおります。聴覚障害者が安心して利用できる施設がまだまだ不足しており、今回の受賞を励みにこれからも社会的資源づくりに頑張っていこうと気持ちを新たにしております。ありがとうございました。

  • なかまの里 なかまと職員の全員写真
    なかまの里 なかまと職員の全員写真
  • トークセッションでの司会
    トークセッションでの司会
  • 特別養護老人ホームあすくの里 上棟式
    特別養護老人ホームあすくの里 上棟式
  • サマースクールと家族の会 参加者全員写真
    サマースクールと家族の会 参加者全員写真
  • 全国の仲間と
    全国の仲間と
  • 特別養護老人ホームあすくの里 全景
    特別養護老人ホームあすくの里 全景