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会長安倍昭恵の受賞者訪問記

2019年3月 震災から8年…宮城県石巻市・女川町・南三陸町へ

東日本大震災。
2011年3月11日から8年の歳月が過ぎました。

まだまだその傷は癒えることはありませんが、多くのみなさんがそれを乗り越えるために様々な事業に取り組んでいます。

今回は、これまでの受賞者の方々の元を訪ねながら、現在の活動の様子を見せていただき、今抱える問題、今後の課題などのお話を聞かせていただきました。

石巻市・希プロジェクト

高本エリック・スーザンご夫妻と

震災後に家族で女川に移り住んだ高本エリック&スーザン夫妻(第48回受賞者)。
おふたりが始めた震災直後のがれき撤去で見つけた陶磁器のかけらをリメイクしたアクセサリー作りは、地元の女性の雇用を創出。今や全世界にネットで販売され、1億円を売り上げています。

洋風な内装の一軒家で、子どもを持つお母さん方が、それぞれの持ち場で制作する過程を見学させていただきました。皆さん以前は地元で様々な仕事についていましたが、震災で職を失ったり、職場自体が無くなったりされたそうです。
また、自閉症の子供を持つお母さんからは、同僚の健常者の子どものお母さんから、わが子の学校での様子を伝え聞くことができ、ママ友と仕事が出来ることがなによりの喜びだとのお話をお聞きしました。

トランプ大統領との夕食会の際に、会長安倍が希プロジェクトからプレゼントされたネックレスを身に着けている写真を見て、スタッフの皆さんが感激されたとのエピソードを聞き、こちらも思わず…。

女川町・女川向学館

女川町にある小中学生、高校生の多くが通う学習スペース「女川向学館」。代表を務めるのは平成24年度受賞者の今村久美さん(NPO法人カタリバ代表)。
震災後、勉強する場を失ってしまった子どもたちのために、地元教育委員会やボランティアの方と協力して、学習環境を提供してきました。

今回の訪問では、拠点長の渡邊洸さんとスタッフの方々にお話を伺いました。
カタリバは、全国の被災地5カ所でこのような放課後の学習スペースを運営しています。女川向学館は旧女川小学校の校舎を利用していて、地元の学校とも連携し、小中高生の約半分の子供が通っており、放課後に学校から直接バスでやってくるそうです。

南三陸町・ホテル観洋

ホテル観洋の女将・阿部憲子さん、
スタッフの皆さんと

災害時に避難所としてホテルを開放し、住民や旅行者の人命を救助した功績で平成24年度「東日本大震災における貢献者表彰」受賞されたホテル観洋

女将の阿部憲子さんには、この8年の南三陸町の復興の歩みを、そしてその光と影の部分についてお話をうかがいました。
報道等ではなかなか知ることのできない、これまでのご苦労や震災後からずっと抱えている町の課題について、まさに生の声を聞かせていただきました。

訪問を終えて

東日本大震災の残した傷跡は深く、8年の月日を経ても未だ険しい復興の道は続いています。

そんな中、前向きに復興に取り組んでいる方たち、新しいものを築こうとしている方たちがいらっしゃいます。
いつ終わるともわからない活動ですが、弊財団としても、今後とも支援と支援の呼びかけを続けていきたいと思います。

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