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受賞者紹介

平成23年度

社会貢献の功績

たけうち けんじ

竹内 健二

(63歳/静岡県浜松市中区)

昭和42年頃、会社に勤務の傍ら浜松市で最初の点字グループ「浜松六点会」に入会、平成15年退職後は点字点訳に専念し、約40年にわたり点訳奉仕を続けている。「コツは無理をしないこと。」とこれまでに2,500冊以上を県立点字図書館に寄贈している。また障害者は、旅をする機会が少ないので、旅の気分を味わって貰おうと旅行誌「旅の手帖」を点訳し喜ばれている。

● 推薦者/竹内 龍幸
竹内 健二

てんじくんとけんじくん

赤とんぼ じっとしたまま 明日どうする(風天‐ 渥美清)

点字作業をする竹内さん
点字作業をする竹内さん

私は点訳グループ「浜松六点会」に所属しています。この度の社会貢献者表彰の受賞は、会を代表してという事で、皆喜んでいます。ひとりでは40余年とうてい、ここまで継続してこられる筈はありません。周りの皆さんが支えて下さったおかげです。感謝!

私が点訳を始めたきっかけは、20歳になった時です。何でも見てやろう、やってやろうと意気込んでいました。その頃、市の広報で「点字活動養成講座」募集の文字に興味が湧き、応募しました。受講者は43人と大盛況。

浜松は日本六点字式点字の創始者、石川倉次氏の生まれた所でもあり、点字に熱心です。点字は10回程度の講習で基本はマスター出来ますが、なにせ日本語は微妙な言い回しや、漢字を組み合わせれば新しい語が生まれるし、カタカナ、アルファベットもあって、どうやって点訳していいのか、今もって悩んでいます。

現在、実際に点訳しているのは、浜松六点会で6名、精鋭部隊(!)です。月刊誌「旅の手帖」を分担して点訳・校正・製本し、毎月4冊程、静岡県点字図書館に送っています。

平成23年8月17日の毎日新聞によると、「06年の厚生労働省の調査(無作為抽出)では、視覚障害者379人のうち点字が読める人は48人(12.7%)だけで、読めない人は268人(70.7%)だった」となっています。視覚障害者の多数の方が、録音して耳で聞く音訳で本を読んでいます。

たとえ点字を読む人が少なくなろうとも、必要としている人がいるのであれば、これからもコツコツ点訳していきたいと思っています。「点字」と私の名前の「健二」、声に出して読んでみるとよく似ています。今までうかつにも気づきませんでしたが、やっぱり"縁"があるのかなあ。

Kenji Takeuchi

(Age 63 / Naka-ku, Hamamatsu City, Shizuoka Prefecture)
In 1967, while employed at a company, Mr. Takeuchi entered Hamamatsu Rokutenkai, the first Braille group in Hamamatsu City. Since retiring in 2003, he has devoted himself to Braille translation. Over a period of about 40 years, he has continued to provide volunteer services as a Braille translator. "The trick is to be natural," he said. Until now he has donated more than 2,500 volumes to the Braille library operated by the prefecture. Since the visually handicapped have little opportunity to travel, he also translates the travel magazine, Travel Notebook, to give them a taste of the feeling of travel, and is much appreciated for it.
Nominator: Tatsuyuki Takeuchi