受賞者紹介

平成21年度 社会貢献者表彰

人命救助の功績

ながい なおみ

長井 奈緒美

(31歳/栃木県)
平成20年6月8日午後0時33分頃、東京の外神田で発生し7人の命が奪われた秋葉原無差別殺傷事件の現場に買物の途中に居合せた。被疑者の車に跳ねられた被害者の救護に当たったが、走って来た被疑者にナイフで刺され右下腹部損傷、右腎臓損傷、腸管損傷の重傷を負った。
推薦者/財団法人 警察協会

受賞の言葉

このたびは表彰式典にお招きいただき、ありがとうございました。私たちはたくさんの良き心を持った方々に支えられて、日々を生きているということを実感できました。 皆様の興味深いお話をお聞きすることができ、大変感謝しております。本当にありがとうございました。

当日、東京都千代田区外神田の交差点で男性が通行人ら17人を殺傷した事件が発生した。

男性がトラックで秋葉原の歩行者天国に進入し、通行人をはねたのち、車から降りて刃物で刺すな どし、7人が殺害され、10人が重軽傷を負った。

私は怪我をされた方を救助しようとしたが、思いもしなかったことにより自分も負傷してしまった。 通りがかりの方々に助けられ、病院に搬送された。

緊張や恐れ、怒り、怯え、不安で混乱する場で、しかしたくさんの方々の善意に触れることができた。何が起こっているのかわからない、誰の安全も確保されていない状況で、見知らぬ人のために一歩を踏み出した皆様に本当に感謝している。ありがとうございました。

Ms. Naomi Nagai

(31 years old, Tochigi, Japan)
Ms. Nagai was at the crime scene of an indiscriminate murder of seven people in Akihabara on June 8, 2008. When she was helping the victims she was suddenly attacked by the suspect and seriously injured.
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