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受賞者紹介

平成20年度

人命救助の功績

くりやま ひろゆき

栗山 博之

(昭28. 9.20生 55歳/福岡県)
平成20年4月8日、粕屋郡志免町の桜ケ丘中央公園内の御手洗池で、女性から2人の男児が溺れていると助けを求められ駆けつけ、着衣のまま水深4~5mの池に飛び込み、水面に浮いている男児を救助し蘇生処置を施し命を救った。

此の度は大変名誉ある賞を頂き有難うございました。

(水中に沈みゆく子供を目にし、ただ後先考えずに飛び込んだ)救助は一刻を争います。その時いかに冷静に行動できるか。人を助ける事、それは自分も含めてすべての人が幸せになる事。

これからの人生何が起るかわかりませんが頂いた賞に恥じぬ自分でありたいと思っております。

助からなかった御子様の冥福を祈ります。

現場となった公園

平成20年4月8日の15時30分頃、粕屋郡の桜ケ丘中央公園で6歳と4歳の兄弟が、母親に連れられて遊んでいたところ、母親が目を離した隙に池に2人とも公園内の御手洗池(おちょうずいけ)落ち込み溺れた。

栗山さんは、経営する会社の営業の傍ら、花見の下見のため同公園の桜の花を見に来て、その後車内で座席シートをたおし休息していたところ、助けを求める女性の声に気付いた。

子どもが池で溺れているから助けてくれという。慌てて池に駆けつけ確認すると、男児(6歳)が1人手を伸ばし水中を動くような、動かないような今にも沈みそうな状態で浮いていた。

スーツの上着と靴を脱ぎ捨て、長袖シャツとズボンのまま池に入り、5~6メートル泳いで男児に近付いた。水深4~5メートル、衣類を着ていると思い通りに泳げず、自分も溺れるかもしれないと思った。ようやく男児を抱えて池の護岸にたどり着き、上から男児を引っぱり上げてもらい助けあげた。すでに呼吸はないようであった。

するともう一人男児が溺れているから助けてくれという。しかし、池を見ても何も見えなかった。助けた男児の蘇生かもう一人の救助か一瞬迷ったが、見ている人の中で蘇生措置をやれるという人もなく、池には何も見えなかったので、救助した男児の人工呼吸と心臓マッサージをした。

蘇生の方法は1~2年前に病院勤めの奥さんから習ったもので、自信がなかったが、5分程でブクブクと泡状の水を吐き出し、やがて苦いコーヒーの様な、ムッとする水を吐き呼吸が戻った。

もう一人の男児(4歳)は、その後警察のレスキュー隊やヘリコプターが出動し救助に当り、溺れた所から30~40メートル近く離れた地点から引き上げられたが、1時間ほど経っており、すでに亡くなっていた。

(功績の概要・推薦者:全国消防長会)

Mr. Hiroyuki Kuriyama

(born 20 September, 1953 [55 years old]; Fukuoka Prefecture)
Mr. Kuriyama was asked by a woman to help the two boys who were almost drowned in the Ochouzu pond in Sakuragaoka Chuo-koen in Shimemachi, Kasuyagun, Fukuoka Prefecture in the afternoon of 8 April 2008. Mr. Kuriyama jumped into water and rescued a 6 year-old boy who was floating in the pond. He gave breathing steps and the boy's life was saved.
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