受賞者紹介

第53回 社会貢献者表彰
こうせいほごほうじん そうむたりょう

更生保護法人 草牟田寮

(鹿児島県)
更生保護法人 草牟田寮 理事長 深野木 信
理事長 深野木 信

1899年に設立された同施設は今年で121年目を迎えた。刑務所を出所した人たちの中で、自立する為の資金がない人や身寄りや住居がなく、自立困難な状況の人らが平均2.3ヶ月、ここから仕事に行くなどして資金を貯め、生活に必要な知識を身に着け社会復帰の準備を行う。
社会生活技能訓練では、再犯の大きな原因となる金銭管理についての講習を行い、借金や連帯保証人を頼まれた際の上手な断り方等、再犯にならない様に生活をしていけるスキルも具体的に提示している。依存症から脱却する為の講習会では、一般人の参加も可能になっている。また、出所者の高齢化や障がい者への受入れに対応し、療育手帳等各種障がい者手帳の取得や介護保険サービスの適用、成年後見制度の利用、生活保護や障がい年金の申請等手続きを行うなどの支援もしている。このような活動を通じて、善良な社会人になるための援助を行っている。

推薦者:更生保護法人 全国更生保護法人連盟/更生保護法人 両全会

この度は、公益財団法人社会貢献支援財団から表彰されるという栄誉を賜り、当寮職員一同大変喜んでいます。

今回の受賞は、我々職員のみならず、明治32年6月当寮が創建されて以降尽力されてきた諸先輩職員に与えられたものと考え、可能な限り連絡して共に喜びを分かち合っているところです。

表彰式典に際しまして、私たち4人を会場の「帝国ホテル東京」に宿泊させてもらった上、表彰状及び副賞をいただき、本当に感謝しております。表彰状は草牟田寮の応接室に掲げ、副賞はこれから皆で話し合い、有効に活用させていただく所存です。

さらに、今回受賞された各団体・個人の功績を前日夜の懇談会及び表彰式典で聞くことができ、その企画力・実行力に深い感銘を受けました。

海外で恵まれない子どもたちに手を差し伸べている方々、1日も休むことなく不安や悩みを抱えている若者の話を電話で聞き、相談相手になることで彼らの命を救っている方々、東日本大震災により被災者となられた高齢者、女性たちに物心両面で支援の手を差し伸べ、孤独死、自殺の防止に尽力されている方など、いろいろな形で支援されている事例を知ることができて、自分の心が洗われる感動を覚えました。

私たちも、今後も社会から見放された刑務所出所者等をできるだけ多く寮に受け入れ、彼らの抱えている問題解決のために共に努め、一人でも多くの再犯者を減らすことができるように日々精励努力する所存です。

終わりに貴財団のますますのご発展を祈念します。どうもありがとうございました。

施設長 田之頭 一美

  • 全体集会における元寮生の卓話
    全体集会における元寮生の卓話
  • 元寮生の訪問を受けて相談に応じている風景
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  • 青年司法書士のみなさんによる法律相談会
    青年司法書士のみなさんによる法律相談会
  • 寮生の旅立ち(退所風景)
    寮生の旅立ち(退所風景)
  • 年末クリスマス会で寮生にプレゼントを渡す
    年末クリスマス会で寮生にプレゼントを渡す
  • 年末恒例のもちつき大会
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