受賞者紹介

平成24年度社会貢献者表彰「東日本大震災に貢献者表彰」受賞者紹介

株式会社 山本清掃
京都市の清掃会社。地震発生後直ちに、社員からの提案で集めた古着を義援金に替えて贈る「みんなの着もちプロジェクト」を始めた。また全国清掃事業連合会が環境省から阪神淡路の経験を活かしてほしいと支援依頼を受け、支援部隊として参加。4月に社員代表の4名が大槌町で瓦礫や震災ごみの処理を、重機を極力使わず行った。
銭本 護
石塚観光
茨城県水戸市の観光バス会社は震災により通常業務が実施不可能となり、4月から現在に至るまで宮城県へボランティアバスを、営利を求めない価格設定で運行している。日本全国を始め、アフリカやトルコ、インド、イギリスなどからの参加者やリピーターも多い。また平行して被災地に行けない子供達に土のう袋に応援の絵を描いてもらって現地で使用する「思いやりの心育成プロジエクト」や、津波で流された仙石線の線路跡に菜の花を咲かせる「幸せの黄色い菜の花大作戦」等、行っている。
佐藤 穂貴
日本笑顔プロジェクト
復興支援団体として、平成23年4月27日から12月16日までの間合計7回、長野県の主婦ら述べ100名を動員し、寒さ対策に手編みの靴下カバーを制作、宮城県女川町の700人に配る他、炊き出しや支援物資の運搬提供などを行った。その他、被災地に自転車を贈るプロジェクト、女川物産市の開催などの活動を行った。
社会福祉法人 小布施町社会福祉協議会
つるがしま東日本大震災復興支援プロジェクト
SNSで集まった仲間で開始した震災復興支援プロジェクトで、気仙沼市で月に一回瓦礫の撤去とボランティア活動を継続中。また、気仙沼市牡蠣の養殖産業復興の支援として、牡蠣筏を作るため、いかだ用に竹の伐採を行い資材を提供する活動を継続するなど、被災地活動報告会をしたり、地元の産業まつりで被災地の物産販売、フエルトで作った指人形を被災地の子どもへ届けるなどの活動を行なっている。
社会福祉法人 鶴ヶ島市社会福祉協議会
NGO MIRAI~魅来
川口市のボランティア団体で、3月18日宮城県石巻市への支援物資輸送をきっかけに、毎月第2、第4金曜日の夜に同市よりボランティアバス「笑顔(^0^)届け隊」を運行し、土曜日・日曜日に石巻市・女川町において心のケア(瓦礫撤去や側溝掃除も含み花植えや話し相手、勉強や遊び相手になるなど)に重点を置いて、自分が出来ることをと、4歳から70歳のメンバーが活動を行っている。
社会福祉法人 川口市社会福祉協議会
埼玉はすだ支援隊
蓮田市と白岡町の建設業者により大震災支援のために結成されたグループで、4月25日から11月29日まで延べ約40日にわたり埼玉から孤立して支援の届きにくかった南三陸町馬場中山地区へ、支援物資と砕石・建築資材を積み、クレーン車や、ダンプカー、ショベルカー、発電気、転圧機などの重機を持参し、建設業者ならではの新規避難所の建設、漁師番屋建設の建設、道路の修理、道路側溝の清掃や炊き出し、草刈など支援活動を行った。現在も活動を継続中。
社会福祉法人 蓮田市社会福祉協議会 会長 佐藤 正春
特定非営利活動法人 川口市民防災ボランティアネットワーク
川口市が同市内開設した西スポーツセンター避難所で被災者の支援を3月18日から5月18日まで行ない、会場の整備から役割分担、組織体制の構築に取り組み、ボランティアリーダーとして避難所の運営に携わった。その他、さいたまスーパーアリーナへ支援、宮城県や岩手県へボランティアを数回に分けて派遣する等の活動を行った。
社会福祉法人 川口市社会福祉協議会
全国オートバイ協同組合連合会
バイクの機動性を活かして物資輸送を届けるのに活躍した。組合加盟店を中心にバイク部隊を結成し、石巻へ救援物資を届け、まだ整わない通信にかわり情報の伝達や医薬品を届ける活動を行った。各組合でも復興支援として東北ツーリングイベント等企画実施している。
松島 裕
リスマイルプロジェクト
3月14日に設立以来、被災地にエンターテイナーを派遣してパフォーマンスショーを開催している。12月までに50ヵ所以上250回を越える公演を開催した。エンターテイメントという、震災直後は反発の多い内容の活動であったが、「震災後はじめて子どもが笑うのを見た」という声が行く先々であがった。「エンターテインメントの提供」「支援マッチング」「コミュニティ創出」を軸に復興を視野に入れた街づくりにも関わり、現地団体や行政とも連携し、支援物資や炊き出しのマッチング、被災エリアへの企業誘致を行い、創出したコミュニティの経済活性化と雇用創出につなげる活動を継続している。
NPO法人 相馬はらがま朝市クラブ
地域ネットワーク推進会議 たかつ災害ボラネット
神奈川県立高津養護学校の教職員などが行っている活動で、川崎市等々力アリーナに開設された「避難所」でのボランティア活動がきっかけで特別支援学級の教職員として、専門性が活かされるような活動をしようと始めた。白石市や名取市の福祉施設で7月25日から8月23日まで延べ30日間181名のボランティアが参加し、スポーツイベントや音楽祭、療育キャンプなどに参加し、見守りやサポートなどの活動をした。
公益財団法人 かわさき市民活動センター
復興ボランティアタスクフォース
以前から川崎市麻生区で、チェンソーやジャッキを用いての人命救助法の講習会を開いてきた。震災直後から10月10日まで山形県のNPO団体らと協力し、主に宮城県内で支援物資の寄贈や瓦礫撤去、被災地のボランティアセンターの支援などを行った。これまでも中越地震の際には、被災地に赴き、災害ボランティアのノウハウを市民に伝えてきた。
公益財団法人 かわさき市民活動センター
移送奉仕団体「移送さいわい」
福島県から川崎市に避難してきた者の生活環境の整備・支援物資の整理等のため、平成23年3月19日から日本所閉鎖日(平成23年7月31日)まで避難所へ多日数ボランティアで勤め避難者との接遇や支援物資の整理等を行い、100名を超える避難者の力になった。
公益財団法人 かわさき市民活動センター
災害ボランティア・チームふくい
福井県からのボランティアチームで、震災後、岩手県陸前高田市に入り、瓦礫の撤去、道路交通の確保、遺体の捜索、救援物資の支給などを行なったほか、福井県から介護士や看護師、理学療法士などを派遣し、医療福祉活動なども行った。3月下旬から8月末まで継続された活動で延べ1,200人が復興作業にあたり、9月以降は断続的に活動している。また、陸前高田市で生産されているTシャツやタオルなどの「復興支援グッズ」の販売会を福井県内各地でおこなったり、「高田の松原」の松を瓦礫の中から回収し、その幹から作ったキーホルダーなどを販売や被災地特産の米崎りんごの販路拡大など復興に役立てるなどの活動を行っている。
陸前高田市 米崎町 地竹沢公民館
全国訪問ボランティアナースの会 キャンナス
震災翌日、会の代表者が全国の会員に支援活動参加の依頼を発信し、3月19日に救援の人材と物資を積んで神奈川県藤沢市から宮城県気仙沼に到着し、避難者1800名の避難所に基地を設け活動を開始した。トイレ掃除から始まり、医療チームのコーディネーターを務め、高齢者や乳児の世話など行った。8月末までに延べ4千人の看護師を送り続け、主に気仙沼市、石巻市などで活動した。
キャンナス名古屋 代表 冨士 惠美子
特定非営利活動法人 ほこほコネクト
長野県上田市の団体で、同市社会福祉協議会に寄せられた支援物資を被災地各地へ運び、現地での拠点整備や支援事業に取り組んだ。「災害ボランティア活動支援プロジェクト会議」のメンバーとして釜石市社会福祉協議会災害ボランティアセンターへ派遣され運営支援を行った。3月17日から12月まで活動を継続した。
社会福祉法人 上田市社会福祉協議会
埼玉県赤十字災害救援奉仕団
埼玉県内に在住の赤十字防災ボランティアで構成される団体で、震災発生当日から日本赤十字社のボランティアセンターが閉鎖した8月末までに、延べ323名の団員が支援活動に参加した。赤十字ボランティアを被災地へ派遣する調整を行った他、医療救急班の派遣支援、救援物資の搬送準備、いわき市や南三陸町で瓦礫の撤去や漁業に使用する土嚢作りなどを行なった。
日本赤十字社 埼玉県支部
特定非営利活動法人 碧い海の会
大分県のNPO法人で、宮城県仙台市のボランティアセンターや女川町のボランティア団体と連携し、5月から10月の間、活動を行った。石巻市で重機の使えない墓場の瓦礫撤去や無料の風呂やの改築、救援物資の輸送などを行った。また女川町では墓石の原状回復や流木の撤去、炭焼きイベントを行った。団体の専門分野である、炭を使った土壌の浄化や廃材を炭にする作業を通じて、被災地の復興を後押しする活動を続けている。岩手県東和町から要望のあった住宅の調湿用、燃料用の竹炭を提供する活動も行う。今後も宮城県で、土壌改良や廃材処理のための炭作り活動を継続的に展開する予定。
社会福祉法人 大分市社会福祉協議会
特定非営利活動法人 セカンドハーベスト名古屋
規格外や賞味期限に近づいているなど流通していない食べものを引き取り生活困窮者に「フードバンク」といわれる活動を行う団体で、震災後、緊急支援として3月23日に支援物資の受付を開始し、東京のセカンドハーベストジャパンを通じて被災地に届けた。その後、愛知県を中心に市民に呼び掛け、参加者に規定の箱に食品や菓子や手紙を詰めた「ごはん応援箱」を作ってもらい、公的支援の無くなった宮城県亘理郡山元町の仮設住宅入居者1600世帯へ配布し、7月2日の第1回目の配布開始から12月4日の7回目で全世帯へ配布を終えた。山元市以外の地域にも12月中旬までに累計で1500箱配布する見込み。今後も「ごはん応援隊」を継続する予定。名古屋の大学や主婦なども巻き込んで活動を行っている。
のわみ相談所
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