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受賞者紹介

平成24年度

東日本大震災における貢献者表彰

ゆうげんがいしゃ

有限会社 マリンメカニック

(宮城県宮城郡七ヶ浜町)

七ヶ浜町で船舶販売会社「マリンメカニック」を営む今崎真幸氏と社員の鈴木茂貴氏は、津波被害の多かった多賀城市で唯一残った水上バイクで救難活動を行なった。浸水により家屋に閉じ込められたり、歩道橋、水没した車の上、電信柱にしがみついている人などを次々に救出。寒さや暗闇、余震の続く中、近くで活動していた消防の救助用ボートを牽引するなどして、100名もの人を救助した。

特定非営利活動法人
パーソナルウォータークラフト安全協会
有限会社 マリンメカニック 代表取締役 今崎真幸
代表取締役 今崎真幸

平成23年3月11日、私が経営する船舶販売会社の従業員達の無事を確認し解散した直後、従業員の鈴木君から多賀城市桜木町付近の被害状況がひどく何とか来て欲しいとの連絡が入りました。私は急いでマリーナへ戻り津波の合間をみて使用出来る水上バイクとトレーラーをガレキの中をかき分けて探しだし多賀城に向かいました。

河北新報 平成23年4月21日

現場に到着した時には声を失いました。真っ暗闇の中に聞こえてくるのは助けを求め呼ぶ声と非常を伝えるサイレンのみが響き、普段は賑わっている桜木飲食店街の建物の1階がすっかり水に浸かり、道路には車やガレキ等が浮かんでいる状態でした。暗闇の中、目を凝らしてみると電柱、沈んだ車の屋根、孤立した歩道橋にはたくさんの人達が見えました。

救助活動している消防職員の方々に協力し、指示に従い無我夢中で助けを求める人達を次々と安全な場所まで送り届けました。何往復したかは覚えていませんが、気が付くとあまりの寒さのため手足の感覚も無くなり、従業員の鈴木君と水上バイクの運転を交代しながら体力の限界まで救助を続けました。

当時は自分達に出来る精一杯の行動が今回の受賞につながり正直驚いています。そして水上バイクが安全で迅速に救助できる乗り物として認知して頂ければ幸いです。