受賞者

平成26年度

社会貢献の功績

りんごラジオ

(宮城県)

平成23年3月11日に発生した東日本大震災から10日後に宮城県の沿岸、山元町に開局した臨時災害FM放送(臨災局)で、退職後、終の棲家として同町に移り住んでいた東北放送の元アナウンサーの高橋厚氏が、町長に提案実現し、同氏が中心になり運営を続けている。開局当初は、同町の通信機能も被災し、町民への情報が全く無い中で、町内の被災状況や安否生活、医療情報等を届けた。大震災後、東北3県で計24市町で開設され、被災地の助けになった臨災局は、免許の更新をせず閉局する局も出ているが、その後もりんごラジオは、町長以下行政側の復興についての話や町民の声を届ける等、地域の事は、地域でやろうという目標で町内の復興に向け放送による活動を続けている。

推薦者:公益財団法人 社会貢献支援財団
りんごラジオ 局長 高橋 厚
局長 高橋 厚

この度は素晴らしい栄えある表彰を賜り誠にありがとうございました。

りんごラジオ開局 2011年3月21日 庁舎内1階
りんごラジオ開局 2011年3月21日 庁舎内1階

3つの感激に包まれ暫くは何とも至福な思いに浸った2日間でした。

1つ目は、各受賞者の素晴らしい功績。会場内には今ここに多くの仏様、神様がいると述べていた人がいましたが果たされた功績の内容を知るにつれ胸が熱くなり、感極まるものがありました。

2つ目は、会長に就任された安部昭恵さんは2011年東日本大震災の震災後2か月足らずで被災地を激励に回り、私達の山元町災害復興ラジオにもゲスト出演して下さいました。表彰式のステージ上でその時の記念写真が大きく映し出され、写真をじっとご覧になっている様子を見て嬉しかったです。

ご主人の安部晋三氏にもその1か月程前にご出演頂きました。

表彰後、会長は大勢と個別撮影の際、私もその長い列に加わり挨拶とその時の話をしたら、思いがけず会長の方から握手の手を差し出して下さいました。実に嬉しい瞬間でした。

3つ目は、帝国ホテルで私の父親がフランス料理を勉強したことを思い出し感慨深いものがありました。

今回の表彰は地元の新聞や町の広報誌にも写真入りで掲載され、町議会の中でも伝えられ町民や多くの方からも賛辞を頂きました。

頂戴した賞金の一部は取り敢えず町の子育て関係の分野に寄附させて頂きました。

子供達が生出演するコーナー
子供達が生出演するコーナー

大震災から3年10ケ月。

町は人口減少、高齢化問題など抱えながらも着々と復興に向かっている最中。今、新しい市街地の工事に取り組んで完成を目指しています。

家の再建が済んで平常の生活を取り戻しつつある人、不安を抱えてまだ仮設暮らしの続く人など様々の状況の中、皆一様に震災で受けた心のダメージはなかなか癒えるものではありません。そんな中、明日に向かって頑張っている人も大勢います。

震災から10日後に開局してから半年間は休むことなく毎日、朝7時から夜8時近くまで町民の必要とする情報を放送することに徹しました。放送内容は今でも自主制作のみで町の情報、町議会の生中継、「すみずみ中継」、いわゆる生中継で町の復興の状況、町民の生活の様子などを伝えています。

災害復興ラジオ局としてのりんごラジオの役目を果たすべく今尚、町民のためのラジオとして軸足を揺るぐことなく閉局という限りある時までしっかりと放送を全うしていこうと思います。

  • 安倍晋三氏
    安倍晋三氏
  • 安倍昭恵さん
    安倍昭恵さん
  • 東日本大震災 月命日の黙とう 生放送中ので
    東日本大震災 月命日の黙とう 生放送中ので゙