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受賞者紹介

平成24年度

東日本大震災における貢献者表彰

なかしま ひびき

中島 響

(40歳:宮城県本吉郡南三陸町)

震災の惨劇をテレビでみて、鹿児島から南三陸町に移り住み、同町の災害ボランティアセンターで南三陸を片付け隊の隊長に任命され、長期にわたり復興復旧のために活動している。また10年先まで支援したいという思いで「社団法人よみがえれ南三陸」を設立し、長期ボランティアの支援、同町の雇用促進、水産関連インフラ整備、海産物の販売促進、福祉事業に関する支援を軸とした活動に取り組んでいる。

松島 裕 /
株式会社 M.BROTHERS 代表取締役 宮脇 康敏
中島 響

4月20日、私は南三陸町に単身参りました。

作業の様子

あの日(3月11日)惨劇をTVで見て思い、3月末日『全てを捨ててでも、今行かなきゃ絶対後悔する』そんな思いに駆られ勤めていた会社を辞職。4月18日に故郷鹿児島を後にしました。

南三陸町に入ると、そこは『本当にここは同じ日本か?』と思わせるほどの瓦礫の山々。4月下旬にもかかわらず未だに自衛隊・警察の方が、行方不明者を必死に捜索されていました。

そんな折、私は被災した町を片付けていく中で、沢山の町民の方々と出会い、そして密に接する機会を頂きました。最愛の夫・妻・息子・娘を亡くし、今まで何十年もかけて築き上げてきた全ての財産を流され、そして町民の方々が、さまざまな津波を体験し疲弊困憊されている姿を見ているうちに、私は『この町のために何かできないだろうか…』『でも、いったい何ができるのだろうか…』と自問自答するようになりました。

朝のミーティング

(滞在して)4ヶ月が過ぎる頃、知り合ったボランティア様から「私達はこれで地元に戻りますが、地元へ帰ってからでも何か出来ることはありますか?」「南三陸町復興の為に何か支援したいのですが…」といったメールや手紙・言葉を頂きました。

そして、大きい瓦礫が片付き、秋鮭漁が解禁となった10月。南三陸町に携わり、そこで出会った企業様やボランティア様に背中を押して頂く形で『一般社団法人よみがえれ南三陸』を設立させて頂くことができました。

当法人では、町内における雇用促進事業、南三陸海産物の販売促進や水産関連インフラ整備事業、仮設住宅を中心とした福祉に関する支援事業、今回の震災において露呈された(ボランティアのあり方)長期ボランティアの活動支援事業等を行い、東日本大震災で被災された町民の方々が、少しでも早く、近い将来「自立」できる為のサポーター的な役割で長期的ご支援を行っていく所存です。

誰も経験したことがない。誰も答えを知らない、この未曾有の大災害を経験された被災地の方々の少しばかりでも下支えと成れるよう精一杯努力して参ります。

最後に、この度社会貢献者表彰という素晴らしい賞を受賞するにあたり、ご尽力頂いた方々、合わせて、その礎となった被災地で出会った全ての皆様方に対して心より厚く御礼を申し上げます。本当にありがとう御座いました。

  • 活動現場にて
  • ボランティアセンターにて 左が中島さん
  • 雇用創出に伴う家内労働のあっせん
  • 鹿児島の野球少年から南三陸の野球少年達へ寄せ書き
  • 寄せ書き・ボール・サイン色紙の配布