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受賞者紹介

平成21年度

社会貢献の功績

ゾマホン

(45歳/東京都中野区)

この素晴らしい賞の受賞は本当に皆さまのお陰です。 心からお礼を申し上げます。 私は日本に来て、“自分より先に相手を思う気持ち・心”を学びました。挨拶の時の「おかげさまで」という返事はその精神の表れだと思います。これからもその精神を忘れず、そして母国ベナンの若者にもその精神を伝えていきたいと思います。 改めて皆さまにお礼申し上げます。

西アフリカのベナン共和国出身で、日本へ留学中スカウトされタレント活動や出版で得た印税及び、日本人の協力のお陰で、ベナンに2000年(平成12年)から小学校(6校)を建設し、同国に寄付。さらに日本語学校(1校)を建設し、自身で運営、学費は無料、毎年2名の日本人の日本語教師を派遣し、約150名の若者に日本語を教えている。また日本語学校の設立から、延べ19名の留学生を日本に招致するなどべナンの子どもや若者を10年にわたり支援する活動を続けられている。
推薦者/特定非営利活動法人 IFE
井戸
現地調査

私、ゾマホン・ルフィンは1964年、西アフリカのベナン(ベネン)共和国の生れです。簡単な自己紹介と、べナンの子どもたちを支援する活動のきっかけや状況などをお話しします。

私は15歳の時に父を亡くしたが、とにかく勉強してべナンに唯一あった大学に入学、国家試験にパスして、中国の国費留学生に選ばれた。中国の大学で4年間学んだ後、そこで知り合った日本人の友人を頼って、94年に自費留学生として来日した。

通常一日3~4時間、少ない時で1~2時間という睡眠時間の中で、アルバイトをやりながら日本語を勉強、怪我や病気にもなったが、96年に大学院研究生として上智大学に入学した。日本に来て、日本が先進国になったのは「教育」を大切にしてきたからだということに気付き、大学でも日本、中国、べナンの初等教育制度を研究した。

依然厳しい中で大学生活を送っていたが、98年に高円寺のラーメン屋でスカウトされ、TBSのテレビ番組「ここがヘンだよ日本人」という討論バラエティ番組に出演するようになった。

そこで北野武(ビートたけし)さんと出会い、また番組の企画で出版した「ゾマホンのほん」、「ゾマホン、大いに泣く」がベストセラーになり印税(約3,000万円)が入り、そこで税金を払った以外のすべてをべナンの子どもたちの支援に充てようと決めた。

たけし小学校

母国であるべナンはかつてフランスの植民地で、現在も公用語はべナンの現地語ではなくフランス語である。しかし、全国民の70%以上はフランス語が出来ない。それは彼らが学校に通った事がない、または通い続けることが出来ないためである。その識字率の低さこそがべナンの発展の遅れの最大の原因になっている。当初は「日本とべナンの間の架け橋になりたい」との思いから、べナンに日本語学校を設立しようとしていた。

しかし、べナン北部のあまりの発展の遅れや初等教育が復旧していない現実に愕然とし、識字率を上げなくては日本語学校に通うこともおぼつかないと思い、小学校の建設に取り掛かった。

そして2000年に、べナンのボルグ県コロボル村に「たけし小学校」を建てたのに続き、アタコラ県チチャク村に「江戸小学校」、キカ村に「明治小学校」を建てた。たけし小学校は、たけしさんへの感謝、江戸と明治小学校は日本に興味をもってもらうために命名した。3校に1,100人の子どもたちが登校している。

03年には、日本との文化交流のために学費を免除した「たけし日本語学校」を同国のコトヌー市に開校し、私が日本で働いたお金で運営している。学校には毎年2名の日本人の日本語教師を派遣し、約150名の若者に日本語を教えている。

学校からは、すでに19名の留学生や研修生が来日し、薬学、環境、情報処理、建築、農業など様々な分野で勉強している。またその後、多くの日本の方から協力をいただき、08年から「あいのり学校」、「井上学校」、「所ジョージ小学校」を開校した。

日本での生活は現在も、風呂なしのアパート生活であるが、今後もべナンの将来を担う若者を育てるために、小学校のない地域に小学校を建設していきたいと考えている。

Mr. Zomahoun

(45 years old, Tokyo, Japan)
Mr. Zomahoun came to Japan as a student from the Republic of Benin in West Africa and was scouted as a promising entertainer. Since 2000 from the income from his publishing and entertainment activities he has built six elementary schools and one Japanese language school in his home country, and for the past ten years has continued to invite students to Japan and support children and youths in Benin.
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