年度別受賞者一覧

第59回 社会貢献者表彰 受賞者一覧
(敬称略)
【功績の内容】
  • 精神的・肉体的な著しい労苦、危険、劣悪な状況に耐え、他に尽くされた功績
  • 困難な状況の中で黙々と努力し、社会と人間の安寧、幸福のために尽くされた功績
  • 先駆性、独自性、模範性などを備えた活動により、社会に尽くされた功績
  • 海の安全や環境保全、山や川などの自然環境や絶滅危惧種などの希少動物の保護に尽くされた功績
  • 家庭で実子に限らず多くの子どもを養育されている功績
  • その他の功績
認定NPO法人 日本車椅子レクダンス協会
誰もが楽しめるように車椅子を活用し、シンプルな振り付けでレクダンスや社交ダンスに気軽に参加できるようにした「車椅子レクダンス」を普及させている団体。インストラクター養成講座を開講すると全国各地に支部が誕生。現在200近くの支部が活動している。 >> 詳細・手記
推薦者/岡田 哲也
認定NPO法人 日本車椅子レクダンス協会
親権者がいなくなってしまった未成年者を対象に選任される「未成年後見人」として、心のケアや金銭管理などのサポート業務を行う目的で、弁護士や司法書士、社会福祉士などの仕事を持つ人たちが設立した全国初の団体。これまでに56人の未成年者の支援を行っている。 >> 詳細・手記
推薦者/認定NPO法人おかやま入居支援センター
浜松ねこシェルター
浜松市で建設不動産業を経営している服部優二さんが始めたねこシェルター。息子さんが猫を保護したことがきっかけに、120匹を超える猫たちを保護している。不妊去勢手術の実施、里親探しのほか、野良猫を飼い猫にできるよう預かり、人間に慣らす矯正作業なども行う。 >> 詳細・手記
推薦者/学校法人 ムンド・デ・アレグリア学校 校長 松本 雅美
一般社団法人 青少年養育支援センター 陽氣会
愛知県名古屋市で、「すべての親に子育ての喜びを、すべての子どもに“ 生かしの道を”」をミッションに掲げ、青少年育成活動、不登校・ひきこもり支援、親の支援の3つを中心に事業を行い、児童虐待防止活動に取り組んでいる。代表の杉江健二さんが独自に開発した「SS 式イライラしない子育て法」を用いた講座の開催や指導者の養成講座も開催している。 >> 詳細・手記
推薦者/NPO法人 スペース海 理事長 新田 恒夫
NPO法人 アジアの子どもたちの就学を支援する会
2007年からカンボジアの教育支援を始め、これまでに校舎を13校寄贈した。寄贈後の学校運営や衛生環境、教員の能力向上への支援を継続すると共に、日本とカンボジアの母親が縫物で助け合う「Mother to Mother」活動に取り組む。 >> 詳細・手記
推薦者/根岸 恒次
NPO法人 あんだんて 女性サポートセンターIndah
2011年に小嶋洋子さんが設立した女性専用の依存症回復施設。グループミーティングをはじめ、個別相談、創作活動、農作業、居場所づくり、生活相談、家族支援などのプログラムを中心に、女性のニーズに応じた細やかな支援で多くの女性の回復を支えている。 >> 詳細・手記
推薦者/NABA(日本アノレキシア・ブリミア協会)
のびのびスポーツクラブ
障がいのある子どもたちに運動する機会を持ってもらいたいと、保護者と先生が40年前に発足させたスポーツクラブ。子どもの気持ちファーストで、運動を楽しむこと、保護者にも運動を通して子どもとの関わりを密にしてもらうこと、また保護者同士の交流の場として活動している。愛称「のびスポ」の名で親しまれている。>> 詳細・手記
推薦者/佐藤 輝子
認定NPO法人 ALDの未来を考える会
難病のALD(副腎白質ジストロフィー)の治療や介護生活に関する情報発信、患者家族のピアカウンセリングや生活支援、医療・研究機関との情報交換、啓発活動、交流会など多岐に渡る活動を行っている。ALDに罹患した長男を在宅介護していた本間りえさんが、同じ悩みを持つ者同士が集まる会を作ろうとインターネットの普及以前に設立した会。>> 詳細・手記
推薦者/公益財団法人 そらぷちキッズキャンプ 代表理事 細谷 亮太
NPO法人 熊本どんぐり
困難を抱えるすべての女性とその子どもたちが、地域の中に安全なつながりと居場所を持ち、健康的かつ文化的に暮らせるよう、自立準備ホーム、シェルター、グループホームの運営などを熊本市で松永佳子さんを中心に様々な2015年から行っている。>> 詳細・手記
推薦者/特定非営利活動法人 ダルク女性ハウス 施設長 上岡 陽江
一般社団法人 ヒューマンハーバー そんとく塾
不動産仲介業を営みながら保護司として20年間無給で再犯者のサポートを行っていた副島勲さんが、出所者の再犯防止と社会復帰には就労・教育・宿泊の3つが重要と考え設立した団体。スクラップの買取業、産業廃棄物の中間処理業を行い、その収益で教育と宿泊の支援を行っている。>> 詳細・手記
NPO法人 若者メンタルサポート協会
幼少期から波乱の人生を送り、その経験を活かし活動を始めた小杉沙織さんが、若者の相談に乗ろうと2015年に設立したNPO法人。24時間LINE相談を実施し毎晩の「オンライン居場所」を開設して若者の心の拠り所となっている。>> 詳細・手記
推薦者/中村 俊也
NPO法人 Umiのいえ(神奈川県)
NPO法人 Umiのいえ
産科医師の不足や産院の閉鎖が全国的に広がり社会問題となるなか、健全なお産の環境を維持し、母親同士が支え合い学び合う、健康教育の場として2007年横浜市に発足した。出産子育ての学び場、生きづらさを感じるときの駆け込み場として、講座やワークショップ、語り合いの場を運営している。>> 詳細・手記
推薦者/筑波大学 医学医療系 助教 福澤利江子
MJIホールディングス株式会社
日本企業のミャンマー進出黎明期2013年から、現地で情報誌「ミャンマージャポン」を毎月発行。現地の駐在員や進出日系企業の貴重な情報源として日本のミャンマーにおける経済活動の発展に貢献してきた。2021年2月のクーデター以降、メディアやジャーナリストにとって情報収集や発信が大変困難な中、日々、現地の情報を届け続けている。>> 詳細・手記
推薦者/一般社団法人日本ミャンマー友好協会 会長 藤縄 善朗
株式会社 サンクラッド
20年間ワンオペで3人の子どもを育てた経験を持つ馬場加奈子さんが起業した学生服のリユース販売を行う社会課題解決型企業。2011年に全国どこにもなかった事業をひとり手探りで始めましたが、現在全国約80店以上のさくらやパートナー店ができ、900箇所以上の制服の回収ボックスが自治体、企業、学校に設置されるまでになり、より多くの学生服購入が大変なご家庭の手助けができるようになった。>> 詳細・手記
認定NPO法人 オリーブの家
心理カウンセラーとして20年以上のキャリアを持つ山本康世さんを中心に、岡山県でDV被害者の相談、保護シェルター、居住支援、貧困ひとり親家庭支援、カウンセリングを行っている。特に相談を重視し、2名の相談員が365日リモートで対応している。>> 詳細・手記
NPO法人 バディチーム
子どもへの虐待防止を目的とした家庭訪問型の支援活動を2007年から都内で行っている。様々な事情で子育てが困難になっている家庭を訪問し、保育や家事、送迎、学習支援など多様な手伝いを現場支援者の「子育てパートナー」が行う。虐待は他人事ではないと感じた岡田妙子さんが設立した。>> 詳細・手記
株式会社 サポートジャングルクラブ
ブラジル・アマゾン熱帯雨林の消失を防ぎ、先住民が生き延びられるよう「コパイバマリマリ」という木から採取する樹液や樹液を使用した商品を製造し、フェアトレード商品として扱う会社。収益の一部はインディオの経済的自立支援や教育支援に充てられている。>> 詳細・手記
Jakarta Japan Network(東京都)
Jakarta Japan Network
1999年にジャカルタに駐在する日本人婦人達が中心となり設立した、現地の子どもたちを支援する会。現地のNGOと連携して、洋裁教室、絵本の作成と翻訳、人形劇、奨学金の支給など数々の支援プログラムをインドネシアと日本で実施している。>> 詳細・手記
認定NPO法人 ブリッジフォースマイル
児童養護施設や里親家庭から社会に巣立つ前後の子どもたちに自立に特化した支援を2004年から行っている。ひとり暮らしの準備、伴走者の個別サポート、学費の不安解消、就労体験、孤立させないための居場所運営を行いながら子どもを支える社会をつくるため伴走者の育成と広報啓発活動に取り組んでいる。>> 詳細・手記
北良株式会社(岩手県)
北良株式会社
岩手県で医療用酸素や在宅医療機器を提供する企業です。東日本大震災では多くの在宅医療患者に酸素ボンベの供給を行い、命を救う活動に従事した。その後も熊本、倉敷、長野、静岡など全国の災害で支援に出動。現在、自治体と共に医療的ケア児の災害対策や避難所づくりに取り組んでいる。>> 詳細・手記
認定NPO法人 プラス・エデュケート
愛知県豊明市を拠点に外国にルーツを持つ子どもの教育支援を行っている。市営住宅の一角に構えた教室で行われる放課後学習と、学校と連携して校内で毎日日本語教室を開く。2020年度からは、不就学・不登校の子どものためのオンライン日本語会話教室も実施している。>> 詳細・手記
名護市学習支援教室 ぴゅあ
名桜大学と名護市が協力し、主に教職を履修している大学生が大学の教室を使用して、生活困窮世帯の中学生へ学習支援を2013年から行っている。大学発着の巡回バスを利用して中学生は大学へ向かい学習支援を受けられる。また大学生主導のもと四季折々のイベントを開催し交流することで、中学生はキャンパスライフを大学生は教師になるための心構えを体験することができる。>> 詳細・手記
推薦者/東江 靖典
犯罪被害者支援 ひだまりの会 okinawa
自らが犯罪被害者家族となってしまった河井由美さんが2006年に沖縄県に設立した会。犯罪被害者とその家族などを精神的・心理的に支えるグリーフワークの実施や裁判支援などを行う。またシンポジウムでは犯罪被害者を孤立させない支援の必要性を全国に訴える取り組みも行っている。>> 詳細・手記
NPO法人 きもの笑福
2014年から東京都や近隣の県の児童養護施設や母子生活支援施設などで、七五三、成人式などの晴れの日に、着物の貸し出し、ヘアセット、着付けと写真撮影を全て無償で行う「七五三・成人振袖支援プロジェクト」を実施している。経済的な理由で人生の節目を祝う大切な行事に参加する機会を失って欲しくないという思いから始めた活動。>> 詳細・手記
推薦者/三角 寧々
認定NPO法人 ピッコラーレ
思いがけない妊娠など、妊娠が困りごとになってしまい誰にも相談できずにいる人たちが安心して相談できる窓口「にんしんSOS東京」を年中無休で運営している。また安心して過ごすことができる居所のない妊婦が産前産後滞在できる居場所「ぴさら」も3年前に開設した。>> 詳細・手記
一般社団法人 コンパスナビ
2014年から児童養護施設出身者をはじめとする社会的養護が必要な若者へ、運転免許取得の全額助成から活動を始めた。施設入所中の児童や施設職員に向けた自立支援プログラムの実施や就労支援、住居支援も実施。またアフターケアとして同じ境遇にある若者が集える居場所運営も行っている。>> 詳細・手記
北海道マルディコラ・ネパール教育基金
日本の大学へ進学を目指すネパール人私費留学生の受験勉強を手伝った阿部眞次さんが設立した基金。ネパールの子どもたちへ奨学金を送り、これまでに約3,000人の子どもたちを支援した。また20年かけて約20の学校に図書室を整備し、配電盤工事やパソコン教室とパソコンの配備なども行っている。>> 詳細・手記
名称
学校や家庭、地域の中に居場所を見いだせない不登校児童生徒や若者のために、西野博之さんが1991年に始めた学校外の育ちと学びの場。活動が成果を見せたことで川崎市と協働し「川崎市子ども夢パーク」の運営を受託しています。また同国内では珍しい公設民営の居場所「フリースペース・えん」の運営も行っています。>> 詳細・手記
認定NPO法人 ベトナム子ども基金
日本の大学で学んだベトナムの国費留学生の呼びかけで、同国の貧しい子どもたちが教育を受けられるよう、公益財団法人アジア文化会館の関係者が1995年に設立した基金。勉強する意欲がある困窮家庭の子どもに奨学金を贈り、学校の改修やトイレの設置、図書室の整備なども行っている。>> 詳細・手記
フグ田 サザエ 	ふぐた さざえ
漫画家長谷川町子さんによる4コマ漫画とそれを原作とするテレビアニメーション「サザエさん」の主人公として広く国民に親しまれ、2022年に日本財団が推進する産官民の取り組み「海と日本プロジェクト」の特別推進パートナーに就任し、日本中の子どもたちへ、海の環境や景色、海がもたらす人間への暮らし、文化、安寧といった魅力を発信し、海洋問題について考える機会の創出に貢献している。>> 詳細・手記
推薦者/海野 光行
奨励賞の贈呈
  • 過去に社会貢献者表彰を受賞され、顕著な活動を継続されている方々の中から、用途が明確な事業等に対し、当財団の運用益から賞金300万円を贈呈しています
「つながりの家」の設立費用の一部
認定NPO法人 ひこばえ(第54回受賞者 群馬県)
拠点事務所の内装、水回りの改修費用工事