受賞者紹介

平成24年度

東日本大震災における貢献者表彰

つるがしまひがしにほんだいしんさいふっこうしえんプロジェクト

つるがしま東日本大震災復興支援プロジェクト

(埼玉県鶴ヶ島市)
つるがしま東日本大震災復興支援プロジェクト 代表 森下美貴
代表 森下美貴

SNSで集まった仲間で開始した震災復興支援プロジェクトで、気仙沼市で月に一回瓦礫の撤去とボランティア活動を継続中。また、気仙沼市牡蠣の養殖産業復興の支援として、牡蠣筏を作るため、いかだ用に竹の伐採を行い資材を提供する活動を継続するなど、被災地活動報告会をしたり、地元の産業まつりで被災地の物産販売、フエルトで作った指人形を被災地の子どもへ届けるなどの活動を行なっている。

推薦者:社会福祉法人 鶴ヶ島市社会福祉協議会

SNSを通じての出会い

つるがしまTOWNTIPというソーシャルネットワークの中から立ち上がったプロジェクトがこのような大きな賞を受賞させていただきましたこと、心より嬉しく思います。

漁具を回収
何度も足を運び
漁具を見つけて運び出す
丁寧に手作業で漁具を回収

震災翌日に義援金の募金先として出来たプロジェクトでしたが、月日が経ち、義援金支援から活動の支援に変更して、様々な支援活動をしてまいりました。

4月の後半から宮城県気仙沼市唐桑町に漁民への支援で現地に入りました。

津波で流された漁具を山の中から見つけてきては、高い山へ運ぶ、日々その繰り返し。

がれきの撤去、漁具の回収、桟橋の補修など、男も女も関係なく動きました。

水山養殖場という場所になん度も足を運び、牡蠣の養殖復興、雇用創出になるようにと杉の伐採をつるがしま里山サポートクラブの皆さんと一緒に行いました。

九十九鳴浜の周りの山や、舞根川奥の山林を伐採。山の川にかかる橋が欲しいと言われ急遽、橋作りに変更になっても対応のできる素晴らしい仲間。

たくさんのボランティア団体に、200食からの炊出しも行なってきました。

牡蠣筏の材料になる竹を鶴ヶ島で伐採し唐桑町へと送る活動は被災地へいかなくても出来る支援活動ということで、竹林の提供、伐採の手伝い、トラックへの積み込み等、地元のみなさんがたくさん集まってくれます。

インターネットで集まった年齢も性別も関係ない、そんな仲間とこれからも東北が笑顔になれる日まで、今後も、筏用竹の支援をはじめ、ニーズにあった活動を牡蠣養殖だけではなく継続的に支援をしていきたいと思います。

 

この度の受賞は、鶴ヶ島の皆さんとの活動の励みになります。

本当にありがとうございました。

  • 炊き出し風景
  • 竹の伐採作業
  • 川に架かる橋づくりも行った