受賞者紹介

平成17年度 社会貢献者表彰

第一部門/緊急時の功績

はざ ゆきと

羽座 薫人

(平2. 2.18生)奈良県生駒市
ひらせ つねた

平瀬 恒太

(平元.10.25生)奈良県生駒市
まさおか てつのり

政岡 徹則

(平元. 5.19生)奈良県生駒市
羽座 薫人
羽座 薫人
平瀬 恒太
平瀬 恒太
政岡 徹則
政岡 徹則
生駒市高山町くろんど池畔を自転車で通りかかった3人は、池に転落した車両を発見、車内に男女2名を確認するや、救援を要請すると共に池に飛び込み救助した。
推薦者:全国消防長会 会長 関口 和重/生駒市消防本部

受賞の言葉

羽座薫人

この様な素晴らしい賞を頂けたことを大変うれしく思っております。人の尊い命を助けられたことが、何よりもうれしくよかったと思います。これからも社会に対して少しでも貢献出来る様に努力していきたいと思います。

政岡徹則

この度は、このような立派な賞をいただきありがとうございました。
あの晩、友達3人と池の中に落ちている車を発見したときは、まず、誰か大人の人に通報し救助を求めなければと必死でした。みんなで協力し人命救助できたことは大変よかったと思っています。
これからも人のために何か役に立つことがあれば積極的に行動していきたいと思います。

平瀬恒太

ぼくはこの様な賞をもらえてとても嬉しく思っています。でも、ぼくたち三人では救助できなかったかもしれない。けれど、周りの人たちの協力があったからこそできたことだと思っています。
人の命が救えたことで命の大切さを十分理解することができました。これからも少しでも社会に貢献していきたいと思います。

平成16年10月29日18時35分頃、奈良県生駒市高山町くろんど池の畔を、たまたま自転車で通りかかった当時中学生の羽座君、政岡君、平瀬君は、池に転落してほぼ水没した車両(水深約2メートル、岸から約4メートル)のヘッドライトに気づき、さらに近づいてワゴン車内に男女2名がいるのを確認した。

岸から声をかけたが応答はなく、政岡君と平瀬君は約150メートル離れた宿泊施設に通報と救助を求めて走った。現場に残った羽座君は池に飛び込み、開いていた運転席の窓からドアロックをはずし、運転者(62才男性)のシートベルトをはずして救出した。救助の求めに応じて駆けつけた宿泊施設の従業員らと共にボートで再び現場に戻り、助手席同乗者(92才女性)のドアロック、シートベルトをはずしてボートで岸に搬送し、到着した救助隊、救急隊に引き渡した。救出された2名のうち女性は搬送された病院で死亡が確認され、男性は「溺水」重症の診断を受けたが10日後には食事や歩行ができるまでに回復した。

現場は明かりのない池で、水温も冷たい季節、時間帯であり、3人の救出時の役割は違えど各人の連携プレーがあってこそ、救出に繋がったものと考えられる。

夜は灯りも無く暗い現場
新聞に掲載された水没した車輌

Mr. Yukito Haza

(Born on Febuary 18, 1990) Nara Prefecture

Mr. Tsuneta Hirase

(Born on October 25, 1989) Nara Prefecture

Mr. Tetsunori Masaoka

(Born on May 19, 1989) Nara Prefecture
Passing by the edge of pond Kurondo in Takayama-cho, Ikoma City, the three discovered a vehicle that had rolled into the water. Confirming that a man and a woman were trapped inside, one boy jumped into the water to help, and the others called for assistance, and brought them out of water.
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